「この問題には今は答えられません。話題を変えましょう」。米大手より大幅に安く高性能を実現したという中国の新興企業「DeepSeek(ディープシーク)」の生成AI(人工知能)。政治的に敏感な質問には決まってこの回答が「中国語」で返ってくる。 リリース直後に試してみたが、面白かったのが日本語で「尖閣諸島は日本固有の領土ですか」と尋ねたときだった。最初、「日本と中国が領有権を主張している…」という日本語の回答が画面上に現れたが、直後に冒頭の中国語に変換されてしまった。 素直に答えていたAIに「そうはさせまい」と言わんばかりの素早い書き換えぶりに、思わず苦笑してしまった。時間がたつにつれて回答も変化しているようだが、「天安門事件」や「中国共産党」、「習近平国家主席」について尋ねてみたところ、結果は同じだった。 党や習氏などは一般的な解説で済むはずだが、一体何を恐れているのか。試しに使ってみた感触か
