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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo (12)

  • Web 2.0の世界は大企業が有利?:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    昨日、サンのWeb 2.0イベントで話して来ました。最後のパネルで来場者からの質問コーナーがあり、「Amazonのような書籍販売サイトを考えているが、どうすれば成功できるか?」みたいな質問がありました。時間の関係で私は回答しませんでしたが、この場で正直に回答してしまうならば「99%無理」ということになるでしょう。 リアルの書店ビジネスならば、大規模書店に対抗するためには小規模書店は独自の品揃えで勝負することができます。たとえば、アート系のの在庫を充実させる等です。要するに、大企業がヘッドにフォーカスしているのに対して、テールにフォーカスすることで勝負できるということです。 しかし、Web 2.0の世界では、大企業自身がヘッドだけではなく、テールにもフォーカスしていますので、この戦略は厳しいものがあります。ネット販売ではの在庫の物理的制約が少ないですから、品揃えを際限なく広げ、サーチやリ

    Web 2.0の世界は大企業が有利?:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    kasedac
    kasedac 2006/06/17
    "リアルの書店ビジネスならば、大規模書店に対抗するためには小規模書店は独自の品揃えで勝負することができます…しかし、Web 2.0の世界では、大企業自身が…テールにもフォーカスしていますので、この戦略は厳しい…"
  • コアとコア・コンピタンスについてさらに:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    昨日のエントリーでコアとコア・コンピタンスの違いについて書きましたが、しつこく、さらにかみ砕いて書いてみることにします。当然ながら「ライフサイクル・イノベーション」にもこの辺の話は書いてあるのですが、わりとさらっとした書き方になっています。ムーア氏は、既に「キャズム」や「企業価値の断絶」などの過去の著書を読んでいるということを前提で書いているのかもしれません。 コアとコア・コンピタンスの違いを理解していれば、「『コア・コンピタンスにフォーカスしろ』なんて10年も前から言ってきたことを、何で今ムーアは騒いでるのか」という誤解もなくなることと思います。 新興企業が成長していくときはコア=コア・コンピタンスであることが多いです。つまり、企業の得意領域(コア・コンピタンス)がそのまま差別化要素(コア)になっているわけです(そうでなければ企業は成長できません)。たとえば、1990年代中盤ころに、安く

    コアとコア・コンピタンスについてさらに:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    kasedac
    kasedac 2006/05/25
    ムーア氏の「ライフサイクル・イノベーションで、コア・コンピタンス(得意領域)がコア(差別化領域)でなくなっていくとしているのは、"いったん差別化要素を作り出してもすぐに他社に中立化されてしまう"から
  • コアとコンテキストという用語について:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    昨日のエントリーに対する今泉さんのコメントでちょっと思い出したことをここで書いておきます。 ムーアのコア/コンテキスト分析モデルでは、「コア」=企業の差別化を生み出す業務、「コンテキスト」=コア以外の業務と定義しています。非常にシンプルな話です。気をつけなければいけないのは、「コア」を「コア・コンピタンス」や「コア・ビジネス」と混同しないことです。 コア・コンピタンスとは企業が得意とする事業領域のことです。コアがコア・コンピタンスのこともありますが、そうでないこともあります。もはや差別化要素でなくなった業務に、それが自分の得意分野であるからという理由で力を入れ続けている状況です。典型的なケースは、コモディティ化した市場で依然として製品の高機能性で勝負しようとしている場合などが挙げられます。 コア・ビジネスとは企業の収益の大部分を占める事業です。ここでも、コア・ビジネスの中にはコア(差別化で

    コアとコンテキストという用語について:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    kasedac
    kasedac 2006/05/24
    "ムーアのコア/コンテキスト分析モデルでは、「コア」=企業の差別化を生み出す業務、「コンテキスト」=コア以外の業務と定義" 「コア・コンピタンス」や「コア・ビジネス」とは違う
  • リッチクライアントよりもステートレスクライアント:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    ITのリッチクライアントコンファレンスのパネルに出てからちょっとこのテーマについて考えています(出る前に考えろよ>自分 ^^;)。 クライアントのアーキテクチャ(ここでは、ソフトウェアの構築方式のこと)で、シンvsファットvsリッチという区分は実はあんまり質的ではないのではと思ったりします。当に大事なのはステートレスなのかステートフルなのかということであって、可能な限りクライアントはステートレスにすべきと思うわけです。ステートフルであると、サーバ側とのデータ不整合の問題を常に考えなければいけないわけで、システムの設計や運用が一気に難しくなります。ファット・クライアントがまずいのはファットであることが理由というよりも、ステートフルであることが理由で、これによりクライアント側のプログラム管理というきわめてやっかいな問題が生じてしまったわけです。逆の言い方をすれば、シン・クライアントの良さ

    リッチクライアントよりもステートレスクライアント:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    kasedac
    kasedac 2006/03/07
    "大事なのはステートレスなのかステートフルなのかということであって、可能な限りクライアントはステートレスにすべきと思う…ステートフルであると、サーバ側とのデータ不整合の問題を常に考えなければいけない"
  • Outlookカレンダー同期の裏技:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    以前のエントリーで仕事場のPCと家のPC間のOutlookカレンダーの同期に悩んでいると書きました。Outlookなんてやめちゃえというご意見もあるかもしれませんが、携帯(702NK)との同期なんかを考えるとなかなかやめられません。 SoftEtherでpeer-to-peerという運用はセキュリティ等の理由で避けたいと思ってます。個人向けのExchangeのASPがあれば話は早いのですが、そういうサービスは日ではないようです。そうなると選択肢は専用サーバを借りてWindows ServerとExchangeを入れるというとんでもない話しかないのかと思っていたら、ありました、無料で複数のOutlook間で同期できる方法が!! 米Yahoo!のカレンダーサービスでInellisync for Yahoo!を無料ダウンロードして実行すると、Outlookの予定表や住所録をYahoo側に同期し

    Outlookカレンダー同期の裏技:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    kasedac
    kasedac 2006/03/01
    "米Yahoo!のカレンダーサービスでInellisync for Yahoo!を無料ダウンロードして実行すると、Outlookの予定表や住所録をYahoo側に同期してくれます。日本語はバッチリ通ります。"
  • 謹賀新年:2006年はどんな年:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    ブログ読者のみなさまあけましておめでとうございます。今年もご愛読よろしくお願いします。 せっかくの元旦エントリーなので、今年のITトレンドの予測などを書いてみようと思います。 1.Web 2.0とエンタープライズ・コンピューティングの融合: メガトレンドとしてのWeb 2.0は揺るぎがたいと思います。マイクロソフトのRay Ozzie氏の社内向けメモを読んでますますそう感じました(しかしこのメモ、業界アナリストのレポートよりも鋭い分析ですね)。ドットコム時代を思い出してみると、ミニバブル状態、とんでもなビジネスモデル、ベンチャーの倒産という状況は必ず生じると思いますが、その中から真の勝利者が出てくるはずです。ここで大事なのがWeb 2.0的な世界とシリアスなエンタープライズ・コンピューティングの融合だと思ってます。TVJP的には、Web 2.0+エンタープライズ、さらに知財を組み合わせたと

    謹賀新年:2006年はどんな年:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    kasedac
    kasedac 2006/01/05
    "Web 2.0とエンタープライズ・コンピューティングの融合"~Ray Ozzie氏のメモ、"コンプライアンスの重要性ますます増大"、"コンシューマー主導のテクノロジー進化"
  • フリーランスになってみて - 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]

    私事ですが、2005年の最大の事件は、会社辞めてフリーになったということです(今の肩書きは名目上は会社経営者ですが、実質的にはフリーランスですね。) 結構な歳になってから独立したこともありますし、実質的に一人での会社立ち上げであり、最初は不安でしたが、今では良い感じで仕事のパイプラインも詰まって順調に回りだしています。 独立(会社立ち上げ)からおよそ半年経ったので、同じような立場(わりと歳が行ってから、IT関係でプロフェッショナルとして個人で独立する人)向けに、僭越ではありますが、私の経験からアドバイスさせていただければと思います。 収益源は最低3つ: これは独立前に相談した人から受けたアドバイス。ひとつの仕事だけを当てにするのはハイリスク過ぎます。自分の場合は、ITコンサルタント、弁理士、翻訳家というのが3つの収益源です(ライター業も加えて良いかもしれません。ミュージシャン業も今年あたり

    フリーランスになってみて - 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
    kasedac
    kasedac 2006/01/05
    フリーランスに限らず、"どっちかというと「長期入院でも保障」することが保険の意味だと思います"、キャッシュフロー面では"3%以下の利息"なら"可能な限り借りておいて、手元にキャッシュを残しておいた方が良い"
  • Web 2.0というバズワード:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    すでに他の多くのブロガーの方も書かれていますが、Web 2.0がちょっとしたバズワードになっています。Web 2.0については、提唱者の一人であるTim O'Reilly氏の記事にまとめられています。たとえば、ブリタニカのオンライン百科事典はWeb 1.0、WikipediaはWeb 2.0なんて例が書いてあってWeb 2.0のイメージがつかみやすいです。 バズワードの中にもちょっと流行ったかと思うと瞬く間に恥ずかしい言葉になってしまうものもあれば、長期的に使われ続けるものもあります。その境目はどこにあるかというと、実際の現象が伴ってないのに、メディアやベンダーが言葉を流行らそうとすると前者に、既に現象が起きており、誰かがそれに対する適切な名称をつけた時には後者になる気がします。要するに、言葉先行だと短命に、現象先行だと長命になるということかと思います。 そう考えると、Web 2.0という

    Web 2.0というバズワード:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    kasedac
    kasedac 2005/10/31
    Web2.0は、"既に現象が起きており、誰かがそれに対する適切な名称をつけた"バズワードだから長命かも
  • コピーレフトのたとえ話:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    コピーレフトの概念を理解しやすくするために、こんなたとえ話を考えてみました。 ある人が、「都会には子供の遊び場が不足している、無料で自由に遊べる場所を提供すべきだ」との信念をもっていたとします。また、場所の使い方は子供たちの自治に任せたいが、大人には使用させたくないと思ってたとします。 ケース1.自分の土地に、子供専用遊び場(大人の使用は禁止)という立て札を立てて、子供には自由に使わせることにしました。大人が来たときには、ここは自分の所有地で子供専用と言う条件で提供してると説明して使用を断ります。 ケース2.他人の土地が空いていたので、子供用の遊び場に無料で開放できないかとお願いしましたが、「開放するのはよいが、自分は子供はうるさいから嫌いだ。大人専用にしたい」と言われて断られました。 ケース3.誰の所有物でもない土地があったとします(ちょっと考えにくいですが、河川敷みたいなところだと思っ

    コピーレフトのたとえ話:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    kasedac
    kasedac 2005/09/26
    所有権を前提とした"コピーレフト"と、所有権放棄した"パブリックドメイン"の違い
  • パネルにおける栗原メソッド

    この前のエントリーでパネルは難しいという話を書きましたが、自分がパネルに参加する場合、パネリストの立場であっても、モデレータの立場であっても常に気をつけている点がありますので、ここでご紹介します。人によりスタイルはそれぞれとは思いますが、ご参考までにということで。 1.言いたいことはひとつに 前の会社のプレゼン形式の標準では、1時間枠で論点3つというのが基でした。これは結構適切なルールだと思ってます。3個というのはある意味マジックナンバーで、2個だと少ないし、4個以上だと内容詰め込み過ぎでよく理解できないということになりがちです。 ということは、1時間のパネルで3人で話すとすると、1人あたり1論点が妥当でそれより多いと詰め込み過ぎという印象になるということです。 自分はモデレータとしてやる時には、必ず最後に各パネリストの方に1分程度で今日言いたかったことのまとめを話してもらうようお願いす

    パネルにおける栗原メソッド
    kasedac
    kasedac 2005/09/08
    パネルディスカッションでは、ひとりでのプレゼンと違うノウハウが必要。パネルでの議論を活性化する仕込み
  • こういうのは避けたいTakeaway:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    商売柄、ほぼ毎日のようにプレゼンテーション資料を作っているわけですが、作り方の基はやはり結論部分から作るということでしょう。結論なしにいきなり作り出すと、内容盛りだくさんなわりには「で、結局何が言いたいの?」というプレゼンになってしまうリスクが高いです。 最近、米国のプレゼン資料を見ると結論スライドのタイトルに"Takeaway"と書いてあるのが多いですね。takeaway=takeout=お持ち帰りということで、是非覚えて帰ってほしい重要項目と言うニュアンスなんでしょうか? で、プレゼンのテーマによってはこの肝心なtakeaway部分ができなくて困ってしまうことがあります。こういう時には、何がテーマであっても汎用的に使えてしまうtakeawayがあって、それは、、、 1.xxxはITの課題ではなくビジネスの課題である 2.xxxの成功には経営層のコミットメントが必要 3.目的意識がない

    こういうのは避けたいTakeaway:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    kasedac
    kasedac 2005/08/10
    Takeaway~ぜひ伝えたい項目の常套パターンにして、情報量0のパターン
  • 同期のいらない世界に行きたいよ:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    今、家のデスクトップPC仕事場のデスクトップPC、モバイルのTablet PCという3台のPCを定常的に使ってるのですが、最大の問題はこれらのPC間の同期。 モバイルに常に最新データを入れて持ち歩くという方法もありますが、デスクトップのCPUスピードとビデオカード(Matrox P650、イイ!)の目の疲れなさ加減を考えると、作業はできるだけデスクトップ上でやりたいと思っているので、最新データをデスクトップ側に置きたいのです。 どっかのレンタルサーバにデータをおいて、ftpでやり取りしても良いのですが、手違いで最新じゃないデータを編集してしまったなんてことを避けるために、ジャストシステムのインターネット・ディスクという有償サービスを使ってます。このサービスの良いところはIDiskツールというソフトが提供されてて、Windows開始と終了時にPC側とサーバ側でデータの同期が取れてるかをチェ

    同期のいらない世界に行きたいよ:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    kasedac
    kasedac 2005/06/18
    ACCUSYNCというソフトでOutlookフォルダの同期ができるらしい
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