トヨタ自動車は22日、平成21年3月期の連結営業損益が従来予想の6000億円の黒字から1500億円の赤字になる見通しだと発表した。営業赤字は、記録が残る昭和16年の決算以来、初めて。 また、2008年のグループ世界販売台数(ダイハツ工業、日野自動車含む)が、前年比4%減の896万台になる見込みだと発表した。 トヨタは前期に過去最高となる約2兆2700億円の連結営業利益を上げたものの、金融危機に端を発した世界同時不況により、販売が落ち込んだのに加え、急速に進んだ円高の影響を受けた。今下期の為替想定レートは対ドルで100円、対ユーロでは130円としている。足元の為替相場は1ドル=90円台前後で推移している。