哲学.jpTOP > 人間の本質 > 感性的欲求 感性的欲求(肉体的・感覚的快楽) 富・名誉・官能的快楽などによる幸福(肉体的・感覚的快楽)を 人は強く求めている。 感性的欲求とは、肉体的、感覚的な欲望で、 「富・名誉・官能的快楽」などの幸福を求める心です。 この三つは人間が生きていく上で もっとも多くの関わりをもち、 また人間が最高善とみなしているものだと スピノザはいっています。(『知的改善論』河出書房) 私たちが名誉を求める心がいかに強いか、 パスカルは『パンセ』に次のように書いています。 我々はいたって自惚れが強いので、全世界から知られ、 自分の死後生まれてくる人々からまでも知られたいと思う。 またわれわれはきわめて空虚なので、 我々をとりまく5、6人の連中から褒められれば、 よい気になって満足する。(パスカル『パンセ』) 虚栄は人間の心に深く錨をおろしているので、兵士も従卒も、コ