知的障害のある長男を殺害したとして、埼玉県警熊谷署は9日、殺人の疑いで、熊谷市御正新田の無職、佐藤久仁夫(73)と妻、和子(66)の両容疑者を逮捕した。両容疑者とも「息子の暴力に耐えられずに殺した」などと供述しているという。 熊谷署の調べでは、佐藤容疑者らは共謀して8日午後5時ごろ、自宅1階和室で、長男で無職、仁志さん(42)の首を絞めて殺害した疑いが持たれている。 熊谷署によると、佐藤容疑者宅は3人暮らし。仁志さんには知的障害があった。 佐藤容疑者は8日午後5時ごろ、日常的に相談していた障害者支援の専門家の男性に「息子を殺してしまった」と電話で連絡。男性が佐藤容疑者宅を訪れると、和室で仁志さんが倒れていたため110番した。