■ 参議院選挙は、自民党の大敗という結果に相成る。40に届くかどうかという水準である。 雪斎は、公示前後に「自民党は負けるが大敗はない」と予想したけれども、その予想は外れた。 これから、その予想が外れた理由を検証する必要がある。 ところで、これだけ「綺麗に」負けたのは、自民党にとっては、却って好都合である。 国民新党との提携云々という議論の必要がなくなったというのは、結構なことであるからである。 「格差」是正云々という話は、「好況」期だからいえる話である。景気が失速すれば、そういう議論自体が無意味なるのである。国民新党との提携云々という議論は、そうした景気失速を現実のものにしかねない怖さがあった。 加えて、安倍総理が続投を表明したのも、結構なことである、 「上田原の戦い」に敗れた武田信玄、「三方ヶ原の戦い」に敗れた徳川家康の故事に待つまでもなく、まともな指導者には、「敗北経験」が要る。そう
さまざまなことを「流さずに」考えてみよう。"slow-thinking"から"steady-thinking"へ 岡山で片山虎之助が負けただけでなく、神奈川で松あきら(公明)も破れ、四国では4選挙区とも自民党の現職が敗北(!)、そして東京でも、保坂三蔵が敗れなぜか丸川珠代が当選。これだけ自民・公明が負けているにもかかわらず、社民・共産は増えないばかりか減少の危機。まさに「民主だけバカ勝ち」の様相を呈している。 比例代表も含め、社民・共産が増えない点を見ても、有権者の多くはこの選挙をイデオロギー選挙にしたくなかったのだろうな。昨日も指摘したとおり、憲法問題については「改憲反対」という明確な意思表明というより、「とりあえず今のままで放置しよう」という「消極的現状維持」の気持ちだったのだろう。だからこそ、このような結果になったのだろうと思っている(民主は憲法改正についてはどの党より曖昧な表現でこ
ああ、言いたいことやっと言える 出口調査の結果なんだけど、テロ朝とフジが自民36 日テレが自民38 筑紫さんがガンをおして、今夜お出ましになるというTBSは、自民が34議席になるとしてる で、それについて、各社でなんでこうも数字が違うのか・・・そりゃ、バイトが違うからだよ ま、それは開票していきゃわかることなんでいいとして・・・ 今回、既に出口調査の結果だけで、各社とも「当確」をうってる これ、なんでかわかる? おバカな総務大臣が各テレビ局の責任者を呼びつけて「開票速報の当確の早打ちをするな」と圧力をかけたんだって にゃはは、キッチリ仕返しされたね ただし、んなもんは、早かろうが遅かろうが、全く意味ないんですけど・・・ マジで、バカかと思う ま、あっしとしては、なんとか40議席は確保して欲しい それと、衛藤晟一先生の復活を望む さくらパパの横峯は、元々受かるってわかってたし、失言があ
エラー内容 以下のいずれかの理由により、該当するコンテンツを表示することができませんでした。 コンテンツの公開が終了した。コンテンツが削除された。 指定したURLが間違っている。その他、やむをえない事情があった。 ご不便をお掛けして申し訳ございません。 何卒よろしくお願いいたします。 イザ! イザ!トップへ戻る
せっかちな私なんかは、自民惨敗ムードに飽きてしまって、もう少し冷静になりたいと思い始めていたのだが、結果は、やっぱり 「自民大敗」 程度では済まず、「惨敗」 と出た。 今回の 「反自民ムード」、思った以上に根が深いようだ。これを単に 「逆風が強かった」 程度に総括したら、大間違いかもしれない。 民主党が大躍進したといっても、これまでの実績が認められたわけじゃない。自民党側にチョンボが続出して、批判票が大量に出ただけである。ただ、この批判票は 「一時的」 なものではないようだ。 中川幹事長は 「不規則発言や政治と金の不透明感など、最後までアゲンストの風を止めることができなかった」 と述べたという (参照)。「アゲンストの風」 ねえ。ゴルフ気分ですか。 今回が、たまたま 「逆風」 の一番強い時期だったというのは、多分当たっている。しかし、ほとぼりが冷めれば、次の選挙ではまたすっかり自民党に票が
まさか自民党がここまで大敗するとは思わなかった。いくら事前予測で40議席程度とされていたとは言え、最後の巻き返しで40台前半は何とか確保できるんだろうと思っていた。 ところが蓋を開けてみれば、今現在29日23時の予測で36議席である。 岡山選挙区で片山虎之助が落選したのは笑えたが、他は正直笑えない。 小泉前首相の地方切り捨て、弱者切り捨ての政策のツケで、安倍首相はいわば満塁の走者を背負ってリリーフに立ったようなものだ。そこで、民主党の長妻昭議員が年金記録問題で満塁ホームランをぶっ放す。 それだけなら安倍内閣はまだ持ちこたえられたかも知れない。流れを再び呼び戻せたのかも知れないのに、安倍首相は自滅した。相次ぐ閣僚の不祥事でフォアボールを出し、ダメ押しとして赤城農水大臣の数々の不祥事。安倍首相は「何ともない、チェンジだ」と言って民主党の攻撃後にベンチに引っ込んだ。しかし、まだチェンジに
2007年07月25日 「かみぽこ政治学」的に参院選の争点を検証する。(1) カテゴリ:カテゴリ未分類 さて、参院選投票日まで あと1週間を切りました。 「かみぽこ政治学」 は、参院選後までお休みだと 書きましたけど、 投票日前に1回だけ やってみたいと思います。(苦笑) これまで、いつも選挙直前には 「選挙に行きましょう! あなたの一票は無駄ではありません」 シリーズをやってたような 気がするので(苦笑) まあ、その一環ということで。 最後はやはり、参院選の いろいろな争点について 政党間の違いを 参院選後の政局も考えながら(苦笑) 明らかにすることで 皆様の選択の一助となればと 思います。 1.年金問題 やはり、参院選最大の争点はこれ。 これは、まずもって 「年金未払い問題」と 「年金制度改革」を 分けて考えないと いけないんだけどね。 まず、「年金未払い問題」から ですけれども、 こ
今日は、我が国の二大政党の欠陥、つまり民主党の頼りなさと自民党の“うさん臭さ”に言及することで、日本の政治に苦言を呈したい。 以下の記事は、讀賣新聞の政治部記者が書いた民主党の脆弱さに対する警鐘である。 ↓ 民主党は、安倍首相を甘く見ていたのではないか。 小沢代表は18日、都内の料理店で、中国共産党の王家瑞・対外連絡部長と会食した。王氏が「安倍さんの(8日の)訪中は、来年夏の参院選で自民党に有利になるように使われたかもしれない。民主党さんには申し訳ないことになるかもしれない」と持ち掛けると、小沢氏は「いやいや、そんなものは今のうちだけだ」と余裕で切り返した。 「今のうち」の4日後、衆院統一補選で民主党は2敗した。鳩山幹事長は「北朝鮮の核実験が起き、私どもが主張してきた年金、医療などの格差問題が十分に争点になりきれなかった」と敗戦の弁を語った。 この分析には疑問がある。読売新聞が選挙中の13
<支持政党別に見る世論の傾向> 1,民主党は、サヨク&自民との違いがよくわかっていない有権者の受け皿となっている。自民党=古狸 民主党=クリーンのイメージを引っ張っている。小沢代表になって、青年のイメージから大人の政党を目指すが、さて。 2,幻の真正保守派は、「小泉はサヨク」と認定した後、期待の安倍首相に対して、村山談話踏襲と言った時点で肩を落とす誇り高き“保守”。郵政民営化には反対。日米同盟は受け入れるが、自存自衛をモットーとし、反米傾向あり。 3,小泉-安倍政権支持層は、小泉政権を是々非々で支持した後、引き続き、理念と共に現実的な国際協調路線を堅持する安倍政権を支持する中道右派。←私はここに入っているつもり。皇室問題ではかなり右です。 4,中道からちょっと右行ったり左行ったりの有権者は、自身の思想フィルターにかけずにわりあい事柄を客観的かつ慎重に見極めようとするので、結果として“当たっ
安倍氏が内閣総理大臣に就任し、組閣名簿が発表された。誰もが私と似たようなことを語っているので今更であるが、やはり節目でもあり、小泉政権の終わること自体感慨深いのでエントリしておこうと思う。 内閣の顔ぶれに関しては、多くの人が述べているように補佐官が重要であろう。大臣は論功行賞とも言え、祭り上げるポストとしては悪くないのかもしれない。何しろいざという時には国務大臣である以上責任が無いとは言えないのだから。ただし外交関連だけは固めてある。これは、当面国内的な基盤作りに傾注するからであるとも解釈可能だろう。麻生氏と久間氏、小池氏に手堅い実務的な外交をやってもらい、国内的な人気を維持しながら安倍カラーを定着させるというところか。 その意味でむしろ党三役がポイントであると言える。小泉首相は党と対立的であった。そして旧勢力はかなりの程度弱体化した。安倍首相はその大きな資産を受け継いだが、それが長期間続
世は慶事である。ハンケチ王子が登場したら、今度は本当の王子様が誕生した(不謹慎な言い方で申し訳ありません)。少し遡ると、共産党政府が首脳会談を拒み、大陸との関係が危うい、とか言っていたのに、あの小泉が首相になってからも、大陸との貿易は堅調に推移していたらしい。これも慶事であろう。 しかし、慶事を好まぬ方もおられよう。特に、立法府で野党の立場にいる方々は、慶事を歯軋りしてみていることであろうと思う。慶事が続くと、与党を攻められぬ。 未だに民主党は政権交代と言う。来年には参院選挙があるが、これをきっかけに政権交代を、と言っている。まずは戦略がなっていない。今、自公の与党は衆院で2/3の議席を持っている。参院を無視しても、議会運営が可能な議席を持っている。そこで、参院選で政権交代を!と叫ぶ野党がいる。与党としては、絶対に衆院を解散しないに決まっている。度胸が無いからしないだろう、という評論をして
今、一ヶ月後の総裁選よりも一年後の参院選の方が盛り上がっている。総裁選で安倍晋三の有力な対抗馬だった福田康夫がレースを降りてしまったため、政治ショーを見る観客が興味を失ってしまったことが一つある。もう一つは民主党の小沢一郎が精力的に動いて話題を切らさず提供し続けている努力があり、マスコミがそれを丹念にフォローしている事情がある。小沢一郎は民主党の政権交代を宣伝すると同時に来年の参院選そのものを宣伝している。政権交代のドラマとして脚色して、その政治に大衆の関心を引き寄せるべく予告宣伝をしているのである。民主党とマスコミの宣伝が効を奏して、われわれは参院選についてはすでに選挙戦が始まって、長い戦いの序盤戦を見ているような錯覚を感じさせられている。まるで米国の大統領選のようだ。昨夜は一人区の候補者選びで地方を行脚する小沢一郎の姿が報道ステーションで特集されていた。鳥取へ、秋田へ。政治記者ならでは
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