防衛費増額の財源を確保するため、岸田首相は与党に対し、増税の具体策を検討するよう指示しました。 岸田首相「令和9年度以降、防衛力を安定的に維持するためには、毎年度約4兆円の追加財源の確保が必要となります。約4分の1の約1兆円強については、国民の税制でご協力をお願いしなければならない」 岸田首相はこのように述べ、防衛費を増やすための財源は毎年およそ4兆円必要で、まず歳出の削減などでまかない、足りない1兆円程度は増税でまかなう考えを明らかにしました。一方で、来年度は増税を行わず、2024年度から段階的に増税する方針を示しました。 この増税について、岸田首相は所得税では行わない考えを示し、与党に年末までに具体策を検討するよう指示しました。 与党は、法人税を軸に検討する方針で政権幹部は「たばこ税も候補の1つ」と話しています。