(CNN) 中国とロシアの海軍は12日、南シナ海で合同軍事演習を開始した。 両国はこれまでも毎年、日本海や東シナ海、黄海で共同演習を展開してきたが、南シナ海での実施は初めて。 中国海軍の報道官によると、演習は8日間にわたって実施される。陸戦隊による実弾演習や上陸作戦、島の防衛などの訓練が予定されている。中ロ両国の駆逐艦、潜水艦、爆撃機、ヘリコプター、水陸両用の装甲車両も参加する。 中国国営の中国中央テレビ(CCTV)によると、ロシアからは最大24台の装甲車を海岸へ直接運べるロプーチャ級揚陸艦や、潜水艦への攻撃能力で知られるウダロイ級駆逐艦など、最高水準の艦船が送り込まれている。 中国は南シナ海のほぼ全域で領有権を主張し、周辺諸国と対立している。この2年間は南沙(スプラトリー)諸島で岩礁の埋め立てを急速に進めて反発を招いてきた。 今年7月には、南シナ海の領有権をめぐりフィリピンの申し立てを受