北朝鮮が近く核実験するという噂が流れた。焦る韓国に中国は親切に言った。「私が止めてみようか」。韓国は思わず中国を頼む心境に陥った――。しかし「中国の協力」は毒まんじゅうだ。韓国が安全保障を米国ではなく、中国に頼る第一歩となるからだ。 「1月20日までに北が核実験」 2013年1月12日、中央日報は“特ダネ”を載せた。見出しは「北朝鮮、13-20日に核実験強行の情報」。記事によると「在北京の北朝鮮の役人が中国の関係者に『13-20日に核実験を実施予定』と話したという情報を韓国政府が入手した」。そして「(別の)北京の対北朝鮮消息筋も『新たな核実験は核弾頭の小型化・軽量化のためのものと聞いている』と説明した」と付け加えた。 この報道を受け、朴槿恵・次期大統領は12日「挑発には断固として対応する。北朝鮮は無謀な核実験計画を中断しなければならない」と述べた(中央日報、1月13日付)。 もし、北朝鮮が