興味深く拝見しました。キクマコ博士の「年間過剰被曝が1mSvを超えたくらいでは特に何も起こらない」という見解への◆根拠◆が猫の人の最初の質問でしたが、それがわからないまま終わったのは少し残念です。 猫=浪江町居住者の初期被曝+年間被曝積算量 先生=1mSv年間被曝、継続年数不明、初期被曝不明、の点で大きくすれ違っている会話に見えました。 コメント欄に暴言がどんどん入り管理不能です。 続きを読む
ゲイル・グリーン「ゆがんだ科学:チェルノブイリとフクシマの後の原子力産業」 Gayle Greene: The Nuclear Power Industry After Chernobyl and Fukushima This is a Japanese translation of Gayle Greene, Science with a Skew: The Nuclear Power Industry After Chernobyl and Fukushima, posted on January 2, 2012, in The Asia-Pacific Journal: Japan Focus. Translation by Yasuyuki Sakai, Shigeru Sugiyama, and Satoko Oka Norimatsu. 震災、津波、原発事故勃発からもうすぐ一年
日本の原子力の歴史を網羅的に記述した文章が米国のPEC(Public Education Center)により公開された。 United States Circumvented Laws To Help Japan Accumulate Tons of Plutonium 非常に中身が濃いので簡単に要約などできないが、この文章を読むと、日本の原子力発電と宇宙開発が「日本はいつでも核兵器を作ることができる」という「非核・核カード」を持つために押し進められたことが良く分かる。 私の目を引いた文章は何カ所もある。たとえば、 In October 1964, communist China stunned the world by detonating its first nuclear bomb. The world was caught by surprise, but nowhere wer
福島県放射線健康リスク管理アドバイザー・山下俊一長崎県大学教授は、就任以来「100ミリシーベルトは『しきい値』以下なので安全。毎時10マイクロシーベルト以下なら外で遊んでも大丈夫」と言い続けて来た。 実際のところは、「100ミリシーベルト以下の低線量被曝をした場合の癌による死亡リスクの増加が統計データにつきものの誤差にまぎれてしまい、測定できていなかった」というのが科学的に見て、もっとも客観的な表現であったにも関わらず、「100ミリシーベルトは大丈夫」と主張し続けた山下教授の無責任さは科学者にあるまじき姿だ。原子力ムラの住人、御用学者と批判されても仕方が無い言動だ。 しかし、1年前の話をいつまでもしていても意味がない。注目すべきは、この分野における最新の研究結果だ。 先週、放射線影響研究所から、広島・長崎の被曝者たちを50年以上わたって追跡調査した結果、低線量被曝には「しきい値」などなく(
原子力発電について、さまざまな人がいろいろなことを言っているが、いくら聞いてもどこか納得できない人が多いのではないだろうか。 それは当然である。なぜなら、原子力について一番大事なことを、誰もまだ言ってないからだ。 原子力に関する一番重要な事実は「人類はまだ原子力というものを手にしてない」ということだ。 人類は、原子力がどういうものかは理論的にはほぼ理解している。しかし、それを技術として自由に使える段階に来ていない。だから、原子力については、夢物語としてはいろいろなことが言えるが、確実な検証可能なことは何も言えない。 原子力とは、原子核を組み換えて、エネルギーを取り出すとことだ。人類の技術はこれをできる段階に達してない。 人類は物質に対して、いろいろな加工、変換を行ってきたが、そのほとんどが、分子の組み換えである。分子の組み換えにおいて、その前後で、原子核(素粒子)は変化しない。 我々の身の
【eアンケート】夏の電力不足 使用制限令「NO」51%+(1/2ページ) - MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/life/news/120419/trd12041921070019-n1.htm 予想どおり、ひどい記事になっています。まずこのアンケート(任意のネットアンケートで世論調査ではありません)の内容から。これだけ注目を集めるテーマなのに回答数がわずか1448人というのは、いつもこのeアンケートに参加している常連が中心だということです。そして質問内容も、ひどく偏った誘導尋問です。その中で原発再稼働賛成が54%というのは、ほぼ賛否拮抗ということで、結果としてはかなり意外でした。他の、「電力不足は起きるか」「使用制限例をするべきか」も、YES/NOがきれいに分かれています。 しかし産経の報道姿勢は、ひと味違います。51%を見出しにして、拮抗と報じるのか
管理人Junna (@myremin) です。大分も大きな被害があったとのこと、大分の情報をあげれてなかったのでまとめます。 情報があまり多くないので心配です。探してもなかなか見つからないのです。見つかり次第ここに追加します。 大分県由布市にも お水や、食料、おむつなど 物資が本当に足りません。 脱水症状の方や体調を壊してる方もたくさんいらっしゃいます。 大分の所々は一般の支援物資を まだ受け付けてなくて この状況だけでも、どうか知ってほしいです。 少しでも拡散をお願いしたいです。 — mary (@1102pallet) April 17, 2016 由布市の避難所、佐伯市の名物あつめしの炊き出しが出たそうな。 あつめしはブリの切り身を醤油味のタレに漬けこんだ丼物! 大分ならではの炊き出しやな。 — まっつん @防災士 (@matu0503) April 17, 2016 どうも、大分の
『読売』が「原子力人材確保 「脱原発」からの決別が急務だ」というタイトルの社説を出したそうな*1。但しこのタイトルは羊頭狗肉だろう。こんなタイトルを掲げて、『読売』は無用な敵意を喚起してしまうんじゃないだろうかと老婆心も起こるのだが、きっとこうした〈羊頭〉に魅力を感じる読者層も少なくないのだろう。 さて「東京電力福島第一原子力発電所の事故後、原子力を学ぼう、という学生が減った。原子力関連産業への就職も敬遠されている」という『読売』論説委員の認識だが、この社説を紹介する古寺多見氏も指摘するとおり、これは全然違う*2。チェルノブイリを契機として東大工学部原子力工学科の人気が「暴落」したのかどうかは審らかではないのだが、少なくとも人気が落ちたこと、1994年には学科名も「原子力」の抜けた「システム量子工学科」になってしまったことは事実。2000年の東海村事故を契機に書かれた故高木仁三郎の『原発事
大飯原発(福井県)の再稼働をめぐり、藤村修官房長官と橋下徹大阪市長が、「皮肉の言い合い」を展開している。 藤村長官は会見で、橋下市長の言動を「支離滅裂なところもある」と皮肉った。一方、橋下市長はツイッターで、政権内部の発言の食い違いを指摘し、さも「支離滅裂なのはどちらだ」と言わんばかりの皮肉な調子で反論した。 「国は8条件を無視したら良い」 「ちょっと支離滅裂なところもあるように思う」 藤村長官は2012年4月10日の会見で、大飯原発再稼働に関する橋下市長発言についてこう評した。 大阪府と大阪市の合同会議が示した「再稼働の8条件」について、橋下市長が「国は無視したらよい」と発言したことを受けたものだ。8条件には、「原発から100キロ程度の府県(の知事)の同意を得る」ことなどが盛り込まれている。 条件を示しておきながら「無視したらよい」とは、「支離滅裂」で、「きちんと検討しているなら、『ちゃ
午前9時5分 登庁。関西電力や政府に求める「原発再稼働に関する8条件」の効力について、「ないですよ。関電も国も無視すればいいだけの話。有権者に政治的な判断をしてもらう材料として出している。次の総選挙で判断してほしい」と述べる。
ども、本家と違って連載再開しても歓迎されるか不安なシートンです。 さて、前回のエントリーでだいぶ揉めくらかえったので、追加エントリーを上げることにしました。間が空いて申し訳なく思いますが、今しばらく纏まった文章を書いている余裕がありませんので*1。 ま、前回の小咄の主題はもちろん、客=福島の被災民、東電・政府=店員、別の客=エア御用、ですから、「お前は被災者を差別するのか!」にはビックリしました。文末に載せた参考文献に目を通せばすぐ判るのに。私、アフェリエイトはやってませんから、掲載されている文献の情報を見ても大丈夫ですよ。「シートンを儲けさすのはイヤだ」なんて思わないで、ちょっとは目を通してみてください。 前回のエントリーで云いたかったことは単純です。 「科学的基準、キリッ」じゃすまない、ということ。 丁寧に説明すると、以前コメントとして書いたこちらになります。 歴史修正主義と「欠如モデ
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