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ブックマーク / sumita-m.hatenadiary.com (57)

  • 佐藤弘夫『神国日本』 - Living, Loving, Thinking, Again

    神国日 (ちくま新書) 作者: 佐藤弘夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/04メディア: 新書購入: 2人 クリック: 39回この商品を含むブログ (33件) を見る 佐藤弘夫『神国日』(ちくま新書、2006)を暫く前に読了する。 先ずは目次を書き写しておく; はじめに 序章 神国思想・再考への道 第一章 変動する神々の世界 第二章 神と仏の交渉 第三章 神国思想の成立と変容 第四章 神国思想の歴史的意義 第五章 疎外される天皇 終章 神国の行方 あとがき 引用・参考文献一覧 書は例えば1937年に文部省によって刊行された『国体の義』に代表されるような「神国思想」観(cf. 15-17)を徹底的に相対化することを目指している。或いは、そのようではない「神国思想」を提示することを目指している。著者にとって、「神国思想」は「その中身について議論する余地を残さないほど自明な

  • ライフ・ヒストリーに統合されない - Living, Loving, Thinking, Again

    所謂「従軍慰安婦」問題*1を巡って、元日軍兵士からの証言。 『朝日』の記事; 慰安所行った、でも話せない 元兵士「や子にも迷惑」 【武田肇】旧日軍の慰安婦問題に関心が集まっているが、元兵士たちはその体験を胸に秘したままだ。敗戦から68年、葛藤に悩みながら亡くなった人も多い。語れない理由とは――。 「家族にも一切明かしたことのない話だ」。関西地方の90代の男性は6月中旬、喫茶店で記者にそう切り出した。 太平洋戦争が開戦した1941年、旧満州(中国・東北部)の国境守備隊に配属された。兵士は約1万人。ソビエト連邦(当時)と川一つ隔てた小さな町に慰安所が4軒あった。うち1軒が下級兵士が利用できる軍指定の施設だったという。「内地には公娼(こうしょう)制度があったから不思議には思わなかった」 月1回、外出が許可されると慰安所に通った。建物の特徴から「白壁の家」と呼ばれ、いつも順番を待つ若い兵士の

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  • 同じ罪? - Living, Loving, Thinking, Again

    『R25』の記事; 卒論に絵文字&完コピで准教授涙目 2015.01.17 1月になり、大学4年生にとっては、卒業論文を提出する時期が到来。そんななか、高千穂大学の准教授が、提出された論文が“他大学の学生の論文が完コピされていた”とツイッターで嘆き、ネット上で話題となっている。 ツイッター上で新年早々つぶやいていたのは、同大学の経営学部で組織戦略論を専門とする小林康一准教授。提出された卒論を読み進めるなか、 「っていうか、卒論に絵文字を使うな」 とイマドキの学生に呆れるツイートをしていた。だが、その後 「他大学の学生の論文完コピとはいい度胸してんじゃねぇか。知ってる大学だし、なんなら人お呼びして目の前で弁明してもらおうかな」 「行為自体も犯罪だけど、それをなんでこんなわかりやすくやっちゃうかなぁ・・・というか、これはテロか?自爆テロなのか?」 と、相当高い衝撃度の卒論に直面したことを告白

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  • You are Haruna. I am Haruna, too - Living, Loving, Thinking, Again

    「殺害された湯川遥菜氏について、もうちょい報道されてよさげなこと」http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20150125/1422197037 湯川遥菜氏殺害*1を巡って、カマヤン*2、或る呟き*3を参照しつつ、曰く、「湯川遥菜氏は安倍晋三を支持するアレな日人の将来を一足先に体現なさったのだなあと 」と。たしかに。でも、「湯川遥菜」というのは「安倍晋三を支持するアレな日人」のみならず、右だろうが左だろうが、安倍晋三をLOVEだろうがHATEだろうが、国外で何かしらの災難に遭遇する日人を象徴しているといえる。「自分が何か災難に遭遇しても、仲間は慰めや励ましではなく嘲りとバッシングと「自己責任」の斉唱で応えてくれる」のだ*4。所謂「ナマポ」叩き*5に見られるように、その災難は別に国外で起こるものとも限らないだろう。まあI am Kenji.の方がスタイリッシュなのか

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  • 哀しきブリコラージュ - Living, Loving, Thinking, Again

    『朝日』の記事; ダイコンで殴られ男性けが 愛知の市民農園 2015年1月10日00時43分 名古屋市守山区小六町にある「小六(ころく)コミュニティ農園」で9日午後6時35分ごろ、利用者の無職男性(70)が農園のダイコンを持っていた男を見つけた。取り押さえようとしたが、ダイコンで殴られ、顔に軽傷を負った。男は黒い自転車で逃げたといい、愛知県警守山署が事後強盗事件として捜査している。 同署によると、男は、男性が「何しとるだ」と声をかけたところ、「勘弁して下さい」と言いながら殴りかかってきたという。畑にはダイコンが1抜き取られた跡が残っていた。男は身長170センチぐらいで、えんじ色のジャージーを着ていたという。 農園は、市民が野菜作りができるよう市が運営している。 http://www.asahi.com/articles/ASH1971VCH19OIPE02L.html 「ダイコン」で襲わ

    哀しきブリコラージュ - Living, Loving, Thinking, Again
    maangie
    maangie 2015/01/13
    「「ダイコン」で襲われたなら、卸し金で対抗すべき」
  • 英語が法律で禁止されていたわけではなかった - Living, Loving, Thinking, Again

    章騫「二戦日:”抵制敵性用語”閙劇」http://www.21ccom.net/articles/world/qqgc/20150109118769_all.html 大東亜戦争下日における「敵性用語」=英語追放運動について。例えば「東洋英和女学校」は校名それ自体が非国民だということで、「東洋永和女学校」に改称させられた。また、サクソフォーンは、「金属製尺八」になった。また、「欧文社」は「旺文社」に。 ところで、幾ら国家総動員体制・翼賛体制とはいえ、英語或いは英語に由来する片仮名言葉を使ってはならないという法律があったわけではない。戦時中でも、必修ではなくなり縮小されたとはいえ、公教育における英語教育は一応続けられていた。英語追放は或る民間有志が東条内閣に提案したもので、国防婦人会*1などの民間団体を通して、実践された。中国文化大革命が民主的だったというのと同じ意味で、こちらの方も民

    英語が法律で禁止されていたわけではなかった - Living, Loving, Thinking, Again
    maangie
    maangie 2015/01/13
    「「欧文社」は「旺文社」に」
  • 犬を食う、など - Living, Loving, Thinking, Again

    http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20090628/1246174918にて知る。 有門大輔という人が 慰霊祭に参加した支持者が送ってくれた川崎市内の画像をご覧頂きたい。 レストランのメニューに「犬」の献立が記載されているのが分かるだろうか。 犬をするのは支那・朝鮮半島の文化だが、かの地に住む者らが何をそうとも日文化とは到底相容れない。 特に犬好きの人に聞いてもらいたいことだが、在日朝鮮・韓国人と共生するということは日国民が、こうした文化をも「許容しなければならない」ということである。 http://s01.megalodon.jp/2009-0627-0955-22/blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51358212.html と言っているらしい。「川崎市内の画像」というのは上のhttp://d.hatena.ne

    犬を食う、など - Living, Loving, Thinking, Again
    maangie
    maangie 2014/08/20
  • 家鋪隆仁 - Living, Loving, Thinking, Again

    「【訃報】歌手・タレントのやしきたかじんさん死去」http://gigazine.net/news/20140107-takajin-yashiki-passed-away/ やしきたかじん*1が死んだのね。まあ世の中、生まれてくる奴もいれば死んでいく奴もいる。So it goes. 拙blogでは彼の名前を冠した『たかじんのそこまで言って委員会』という番組には数回言及しているのだが*2、「やしきたかじん」という名前に言及したことはなかったのだった。色々と言われているけれど、よく言えば〈悪党〉ということになるのだろう*3。ただ、少なくとも一つはさらに9999回生きなければならない大罪を犯しているということを指摘しておかなければならない。『スポニチ』の記事に曰く、 たかじんさんの後押しで政界入り…橋下市長涙「非常に残念」 3日に急逝した歌手でタレントのやしきたかじんさん(享年64)の死去が明

    家鋪隆仁 - Living, Loving, Thinking, Again
    maangie
    maangie 2014/01/15
    やしきたかじん。そこまでじゃないとは思うけど。「よく言えば〈悪党〉」というのは、ま、そうかな。
  • 「家制度」ではない - Living, Loving, Thinking, Again

    政府案は男女に関わらず第一子が継承順位が上とした点で、男女平等には沿う形にはなったが、国民一般の常識からはかけ離れたものになった。民間でも、喪主は長男が務めることが多いように、「家」という場面では男子優先がなされるのが常識であり、良い悪いはともかく、「家」というありようのスタンダードなありかたである。皇室制度は現憲法下に取り残された家制度なのだから、そういうものとして見るよりなく、新親王がおられるにもかかわらず、眞子内親王が優先して後を継ぐというのは、理解を得られぬだろう。 http://d.hatena.ne.jp/Mr_Rancelot/20060912/p1 「皇室制度は現憲法下に取り残された家制度」ということだが、「皇室」は「家制度」を体現していない。それどころか、歴史的に見れば、「皇室」は「家制度」に対する最大の抵抗者であった。「皇室」が体現しているのは「家制度」よりも古い氏族制

    「家制度」ではない - Living, Loving, Thinking, Again
    maangie
    maangie 2013/12/09
    後半よくわかんないけど、納得する部分もある。
  • 国民とはどんな人か問題 - Living, Loving, Thinking, Again

    わたしたち在日のオールドカマーは、移民ではない。不法入国者でもない。元日人とその子孫である。日人と在日三世であるわたしの違いは、祖父母の出身地が日国内(内地)か、当時「外地」といわれた植民地か、という1点だけだ。わたしの両親は、日国内(内地)で、日人として生まれている。ふたりとも解放前の生まれだからね。 だが、わたしには参政権はない。外国人なんだから当然だろ、と、したり顔で言う人は多い。帰化すれば総理大臣にだってなれますよ、ってか。まったくその通り。 出生した国に定住しているというのに、成人しても参政権がない。それは、基的人権を守るための権利を持っていない、ということだ。これを、基的人権が否定されている、という言い方をするのは、そんなにおかしいのだろうか。参政権なしでわたしの基的人権はだれがどうやって守ってくれるのかな。日国の恩恵は人権とはいわないんだけどね。 祖父母が外

    国民とはどんな人か問題 - Living, Loving, Thinking, Again
    maangie
    maangie 2013/09/06
    とらばも
  • 漢字が書けない問題 - Living, Loving, Thinking, Again

    http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130821/1377045464に関連して、『読売』の記事; 中国危機感、漢字「読めても書けない」若者急増 【瀋陽=蒔田一彦】漢字の国・中国で、若者を中心に正しい漢字を書けない人が増えている。 パソコンや携帯機器の急速な普及で手書きの機会が減っていることが背景にあり、危機感を抱いた当局は、漢字への関心アップに乗り出している。 「88、3Q」 中国の女子中学生の携帯メールにあふれる若者言葉の一つだ。「バイバイ、サンキュー」の意味。こうした数字や英語を使った省略語や外来語が多用される一方、「読めるけれど書けない」漢字が増えている。 河南省のテレビ局が7月から全国放送を始めた番組「漢字英雄」。小中高校生が漢字の書き取りを競う。答えに窮した子供は電話で親たちに教えてもらうが、「脱臼(中国語でも脱臼)」など、普段よく使う漢字でも大人

    maangie
    maangie 2013/08/26
    んー。いまの中国政府は、かつてのように毛沢東の指示を狂信してるワケじゃないと思うんだな。
  • 或る種の動物虐待? - Living, Loving, Thinking, Again

    「菅首相指示による海水注入中断という安倍晋三の虚言」http://d.hatena.ne.jp/tomzt/20120319/p1 古寺多見氏のところ経由で知ったのだが*1、今改めて、2012年のエントリーであると言うことに気づいた。福島第一原発への「海水注入」中止を菅直人が命令したという安倍晋三が発した「デマ」の検証。曰く、 菅元首相の原発対応パッシングのおそらく基になったのが、例の3月12日の福島第一原発1号機への海水注入中断の件だ。それが後の調査や報道ではまったくのデタラメであり、菅元首相からそうした指示が出たこともなく、また実際に海水注入中断が行われていないことも明らかになった。 それでは誰がこのガセネタを流したのか。幾つかの報道を読み取っていくと、そのニュースソースが自民党の元首相である安倍晋三のサイトにあることが明らかになっている。いわば民主党政権への対抗勢力であり、菅直人の政

    或る種の動物虐待? - Living, Loving, Thinking, Again
    maangie
    maangie 2013/07/13
    「史料的な価値」と言われてもなあ…。今でも読めるわけだし。
  • 「ライトでニュートラル」? - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 矢萩邦彦*2「「外国語使いすぎ」でNHK提訴−カタカナ語について考える」http://bylines.news.yahoo.co.jp/yahagikunihiko/20130627-00026016/ 曰く、 「ケアする(される)」のと「介護する(される)」では、前者の方がイメージが良いと感じる方も多くいらっしゃると思います。例え同じ意味だとしても、外国語にすることで重さや明るさなどが変化します。たいていの場合、ライトでニュートラルなイメージになると思います。 今書いた「ライトでニュートラルなイメージ」を日語にすると「軽く中立な印象」になりますね。これはもう伝える側が自覚して、どちらのニュアンスで伝えたいのか、ということだと思います。無自覚でなければ効果的に伝えるための技術になります。文字の場合でも、意図的にバランスを取ることで、読みやすく伝わりやすくなると思います。 そうな

    「ライトでニュートラル」? - Living, Loving, Thinking, Again
    maangie
    maangie 2013/07/01
    「テキスト/バイナリ」の違いって重要。違うかなあ…。
  • 香蕉陰謀 - Living, Loving, Thinking, Again

    ZHANG Liuhao “Banana conspiracy revealed” Shanghai Daily 4 June 2007 玉蜀黍、豚肉、卵などの他の農産品価格が上昇傾向にある中、海南島のバナナ栽培農民は今年4月以来のバナナ価格の下落に打ちひしがれている。或る農民によれば、バナナの相場は昨年の10分の1になってしまった。その主要な原因として考えられているのは、ケータイのスパム・メイルを通して、バナナの収穫期である4月に”a rumor that a virus similar to SARS was found in a banana from the southern island”が広まったことである。このスパムは海南島でよりも、北京や上海を含む中国の大都市で多く受信されたという。海南島のバナナの85%は中国大陸市場に向けて出荷されている。現地の農業関係者はこれが「陰謀」

    香蕉陰謀 - Living, Loving, Thinking, Again
  • 西を向いても東を向いても - Living, Loving, Thinking, Again

    “China restaurant bans Asian maritime dispute citizens” http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-21606450 2月末の報道。この記事の冒頭に掲載されている写真が殆ど全てを語っているように思える。 ヴェトナムやフィリピンでは当然のことながら、憤激・反撥が渦巻いているようだが、日人がどう反応しているのかは、記事では言及していないし、私も分からない。 中国に燻るレイシズムを日が毅然と叱責する立場にあるのか。残念ながらそうではないだろう。例えば、http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20130209で紹介されている2月9日に東京の新大久保で在特会が行った蛮行の写真を見て思ったのは、このノリは昨年9月に中国全土を席捲した〈反日祭り〉のノリに近いなということだった*1。その時は上

    西を向いても東を向いても - Living, Loving, Thinking, Again
  • 乃木書簡 - Living, Loving, Thinking, Again

    『読売』の記事; 息子2人戦死、面目保てた…乃木大将の手紙発見 日露戦争(1904〜05)で中国・旅順を攻略した陸軍大将、乃木希典(まれすけ)(1849〜1912)の手紙が見つかり、入手した広島市の学校法人修道学園が8日発表した。 自刃する2年前、かつての部下に宛て、日露戦争で約6万人の死傷者を出すなど多大な犠牲を強いた責任を感じ、「弊家(へいけ)ハ小生共(しょうせいとも)一代(いちだい)」と乃木家を断絶させる決意をつづっている。 手紙は1910年7月6日の消印。陸軍時代の部下で、同学園の前身の修道中学校総理(理事長)だった佐藤正に宛てた。乃木も後に学習院院長となり、同じ教育者として交流を深めたという。 手紙では、広島の特産品をもらった礼をつづった後、戦争で跡継ぎの2人の息子を亡くした乃木に養子縁組を勧める佐藤に対し、「小生共一代」と跡継ぎのための養子は考えていないと記した。また、天皇陛下

    乃木書簡 - Living, Loving, Thinking, Again
  • ひとつだった対馬(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    旅する巨人―宮常一と渋沢敬三 (文春文庫) 作者: 佐野眞一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/04/10メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 38回この商品を含むブログ (54件) を見る 佐野眞一『旅する巨人 宮常一と渋沢敬三』から; 宮も述べているように、対馬は昭和二十年まで鎖国がつづいていたといってもよかった。 ロシアとの間に緊張が高まりつつあった明治三十三年、日海軍は対馬海峡から朝鮮海峡への巨大艦船の通行を可能にさせるため、朝鮮海峡に通じる対馬の要衝の浅茅湾から対馬海峡側の久須保に抜ける運河を開削し対馬の上島と下島をはっきり分け、そこに長さ八十メートル、高さ三十メートルの鉄橋をかけた。対馬が元々二つの島から成っているという今に続く誤解は、この万関瀬戸の開削工事に淵源を発している。 明治三十八年五月、日の連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を撃滅した日海海戦

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  • 既に高木さんも嘆いていた筈だが - Living, Loving, Thinking, Again

    『読売』が「原子力人材確保 「脱原発」からの決別が急務だ」というタイトルの社説を出したそうな*1。但しこのタイトルは羊頭狗肉だろう。こんなタイトルを掲げて、『読売』は無用な敵意を喚起してしまうんじゃないだろうかと老婆心も起こるのだが、きっとこうした〈羊頭〉に魅力を感じる読者層も少なくないのだろう。 さて「東京電力福島第一原子力発電所の事故後、原子力を学ぼう、という学生が減った。原子力関連産業への就職も敬遠されている」という『読売』論説委員の認識だが、この社説を紹介する古寺多見氏も指摘するとおり、これは全然違う*2。チェルノブイリを契機として東大工学部原子力工学科の人気が「暴落」したのかどうかは審らかではないのだが、少なくとも人気が落ちたこと、1994年には学科名も「原子力」の抜けた「システム量子工学科」になってしまったことは事実。2000年の東海村事故を契機に書かれた故高木仁三郎の『原発事

  • 田原総一朗の影の下で? - Living, Loving, Thinking, Again

    「現代日の「テレビ政治」」http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/20120304 「誤解を恐れずに言えば、この10数年を振り返ると、テレビ政治報道番組や討論番組などで主流となってきた主張の通りに、全体として政治が動いてきた印象がある」という。そして曰く、 テレビは既に古いメディアであるかのように言われることが多く、確かに産業としては縮小・衰退局面に入りつつあるのかもしれないが、現実政治においては決してそうではない。若い世代の「テレビ離れ」が指摘される一方で、人口層が多く政治的にもヴォーカル・マジョリティである年金生活者層においては、むしろ「テレビ漬け」とも言える現象が進んでいる。「テレビばっかり見てないで・・・」という、かつての親の子どもに対する小言は、今や高齢者層にこそ当てはまる言葉になっている。 1990年代初めくらいまでは、テレビ政治動向が理解できる

    田原総一朗の影の下で? - Living, Loving, Thinking, Again
    maangie
    maangie 2012/03/06
    リンクも。
  • そっくりさんたち - Living, Loving, Thinking, Again

    Patrick Kingsley “Fallen dictators and their doppelgangers” http://www.guardian.co.uk/world/2012/jan/15/dictators-lookalikes-kim-jong-il 独裁者の「そっくりさん(lookalike)」たちの話。 先ず最初に登場するのは金正日のそっくりさんで、韓国在住のKim Young-sikさん。記事には彼の写真もフィーチャーされているけれど、ほんとうによく似ている。彼は金正日が死んだときに*1、「自分の一部が死んだようで、とても虚しく感じる」と語ったそうな。ところで、Kim Young-sikさんに息子がいて正恩にくりそつだったら、さらに笑えるな。 ほかに登場するのは、カダフィやムバラクのそっくりさん。或いは、サダム・フセインを主人公にしたポルノ・ヴィデオの主演に誘わ

    そっくりさんたち - Living, Loving, Thinking, Again
    maangie
    maangie 2012/01/30
    「オサマ・ビン・ラディンのそっくりさんたちの受難話」気になる。そーいえば、フセインそっくりのおっちゃん知ってるけど、ありがちな顔ではあるなー。