7月10日に行われた参議院選挙で、沖縄選挙区では無所属新人の伊波洋一氏が初当選した。伊波氏は名護市辺野古への米軍飛行場の移設反対を訴えて出馬し、現職の島尻安伊子沖縄・北方担当相(自民党)を破った。 当選を伝えるテレビ中継で、伊波氏の後ろでカチャーシー(手振り踊り)を踊っていたのは、翁長雄志沖縄県知事だ。翁長知事を支持する野党や市民団体などによる「オール沖縄」は、政府が進めている米軍基地の辺野古移設にずっと「NO」を突き付けてきた。今回の伊波氏の当選は、沖縄県民も移設反対に賛意を示した結果と言えるだろう。 しかしそんな沖縄に対しては県外から、時には県内からも「米軍が撤退したら中国に乗っ取られる」「沖縄県民はわがまま」「売国奴」などの声がぶつけられてきた。 そして2015年6月25日には、自民党の若手議員約40名が集まった「文化芸術懇話会」の席上で、講師に招かれた作家の百田尚樹氏が「沖縄のあの
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