はてなアンテナへのサイトの追加を、はてなブックマークみたいに簡単にできるとブックマークよりありがたいなあ、と思うのだが。 私が最初に吉本ばななを読んだのは英語だった。タイトルはすでにわすれてしまったが、川の向こう岸に夜明けの一瞬にだけ死者が登場する、という日本の古典的なモチーフだったのを覚えている。とても感動したので、ばなな結構いけるじゃねえか、と思い、のちに日本で日本語の吉本ばななを買って帰ってきた。そうしたらどうもちがう。あの本だけがおもしろいのかな、と思って、英語で読んだ最初の本をさらに後になってから日本語で手にした。なんかちゃうなあ。そう思って読まなくなった。 翻訳された本がちがう本である、というのは科学業界の場合たいへん困ったことになるのだが文学であればそれなりにおもしろいと思う。ミラン・クンデラは翻訳の忠実さにとてもこだわる人で、「Joke」の英語版にはいかに翻訳に力を注いだか
![2006-08-29](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/06a15c64ba0ceec233d86d71001ebb29a9dcbf5d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.blog.st-hatena.com%2Fimages%2Ftheme%2Fog-image-1500.png)