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ブックマーク / natrom.hatenablog.com (121)

  • モンティ・ホール問題 - NATROMのブログ

    3囚人の問題は、モンティ・ホール・ジレンマとか3ドア問題とか呼ばれる以下の問題と構造的には同型である。 3ドア問題 あなたはテレビショーの参加者で、うまくいくと高価な賞品をゲットできるチャンスを与えられている。3つのドアA、B、Cがあり、そのうちの一つに賞品(たとえばスポーツカー)が用意され、残り2つがハズレ(たとえばヤギ)である。あなたはその中のドアAを選んだが、司会者のモンティ・ホールはBのドアを開けて、Bがハズレであったことを示し、Cのドアに選びなおすか、それともAのドアのままでいいのか聞く。「ファイナルアンサー?」というわけだ。Aのドアのままのほうがいいのか、それともCのドアに選び直したほうがいいのか。[司会者はどのドアに賞品が入っているのか知っている。また、もしAのドアが当たりである場合には、1/2の確率でBかCかのドアを開ける。Aのドアがハズレであれば、BおよびCのハズレのドア

    モンティ・ホール問題 - NATROMのブログ
    maangie
    maangie 2008/03/07
    変形3ドア問題。とても面白い。しかし、これは数学教師を大変いらだたせる問題で、このエントリを読んだ中高生の良心を願う。
  • 謎の微小生命体ソマチット - NATROMの日記 - 名無し 2008/03/12 10:16

    トンデモは連鎖する。ウィキペディアの千島学説の項で、しきりと生物学的元素転換やソマチットやマクロビオティックとの関わりを書こうとする人がいた。その人は千島学説を疑似科学とみなすことにも反対であったが、生物学的元素転換やソマチットと関連するということこそ、疑似科学の特徴を示していることに気づいていないようである。生物学的元素転換のルイ・ケルヴランは1993年のイグノーベル物理学賞を受賞しておりそれなりに有名であるが、ソマチットはそのユニークな内容に関わらずあまり知られていないようなので紹介する。 ソマチット(somatid:ソマチッドとも言う)とは「フランス人研究者ガストン・ネサンが発見し、話題を呼んだ謎の微小生命体」のことである。スターウォーズに出てくるジェダイの騎士が持つミディ=クロリアンのモデルだ(嘘)。ちゃんと学会(■日ソマチット学会*1)がある。以下、写真以外の引用は日ソマチッ

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  • 病原体は自然発生する!森下敬一@千島学説の業績 - NATROMのブログ

    酒向猛先生と並んで、千島学説を追試したと言われる数少ない医師の一人が森下敬一先生である。残念ながら、「現代医学・生物学の常識からすれば,まさしく破天荒そのものの現象」であったためか、学会発表では「よき理解者を得るには至ら」ず、「中央のいわゆる学術雑誌がこぞって私の論文掲載を拒否するの挙に出るという手痛い圧迫を加え*1」られた。そのためか、森下氏によるまともな学術論文は(少なくとも私の知る限りは)存在しない。しかし、生命科学協会(会長は森下先生自身)より「血液とガン 血は腸でガンは血でつくられる」という著作が1966年に出版されている。 森下敬一著、「血液とガン 血は腸でガンは血でつくられる」、生命科学協会 左端に立っているハンサムが国会証言を行う森下敬一先生。 40年以上前に書かれたということを念頭に置いても、きわめて興味深い内容であったので紹介したい。千島学説の扱う範囲はきわめて広いため

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  • なぜ「たらい回し」が起きるのか? - NATROMのブログ

    救急患者の受け入れ不能、いわゆる「たらい回し」が起きる原因は多岐にわたっている。訴訟問題や患者のモラルの問題もそうだし、根的には十分なコストをかけていないことによる。救急隊と病院の連絡不備は些細な問題であり、「空床状況がネットでリアルタイムに分かるシステム」などでは問題は解決しない。対策とってますとアピールできる役人と、仕事がもらえる業者には利益があるので、金ピカのITオンラインシステムはどこぞで導入されるであろう。そして僻地の医師不足対策としてあちこちでなされている「医師バンク」と同じ経過をたどる。 さて、それはともかく、受け入れ不能の一因として今回取り上げるのはベッド不足である。物理的なベッドのことではなく、入院に関する受け入れ能力を指す。ベッドが全部埋まっている状態を満床と言うが、満床であれば入院を要する救急患者は受け入れられない。厳密に言えば、とりあえず外来で応急処置をして入院が

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  • 北斗の拳で教える思いやり - NATROMのブログ

    ■道徳テキストに「特定宗教広める内容」 茨城県高教組(朝日)によると、茨城県の県立高校の道徳で使われているテキストに、特定の宗教を広めようとする内容が含まれているかどうかが問題となっているとのこと。テキストでは村上和雄の著書「生命のバカ力」から「サムシング・グレート」について引用されていたが、村上氏の別の著書では「サムシング・グレート」とは天理教の「親神様」などを指しているそうである。 特定の宗教がどうとかいう以前に村上和雄のようなトンデモを引用するのはどうなのよ、と思うが、この辺のことは既に■道徳教育から浸する疑似科学(Apes! Not Monkeys!)でも言及されているのでここでは繰り返さない。今回は、茨城県の高校における道徳の授業に関して調べていて発見した以下の記事から、道徳教育について考察する。 ■「道徳」の力(1) 高校でも必修化 チーム組み模索 : 教育ルネサンス(読売)

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  • モルモット科学者 - NATROMのブログ

    ■自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝(レスリー・デンディ著, メル・ボーリング著, 梶山あゆみ訳)。原題は"Guinesa Pig Scientists"=モルモット科学者。タイトルで想像される通りの内容。自分の体を使って実験した科学者たちのエピソードが10章収録されている。有名どころはキュリー夫。ピエール・キュリーは放射能が人体に及ぼす影響を調べるために「腕にテープでラジウム塩を貼りつけた」そうである。無茶しやがって。 それほど危険ではないものの、やはりちょっとそれはどうかと思われるのは、ラザロ・スパランツァーニが1770年代に行った実験。消化の機構を調べるため、パンを小さな亜麻布の袋に詰め、飲み込んだ。表紙に描かれている、袋を飲もうとしているおっさんがスパランツァーニである。袋は消化管を通った後、体外に出て回収された。袋の中のパンは完全に消化され、無くなっていた。ここまではいい

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    maangie
    maangie 2008/02/22
    LSD(リゼルグ酸ジエチルアミド)の発見もこんな感じだったと記憶する。
  • 何がシロアリの真社会性を何がシロアリの真社させたのか? - NATROMの日記 #c tonton 2008/02/20 10:59

    シロアリの遺伝的カースト決定のエントリーを書くためにいろいろ調べ物をした。その過程で「シロアリはなぜ真社会性を進化させたのか?」という疑問に対して、納得のいく答えを得たような気がするので忘れないうちに書いておく。まず、真社会性とは何か、から。E.O.ウィルソンは以下の3項目を真社会性を満たす条件としてあげた。 (1)複数の個体(ハチではメス)が共同して育児を行なう。 (2)二世代以上の個体が共存し、娘がコロニーの維持のため母親の仕事を手伝う。 (3)繁殖(=産卵)にかかる個体間の分業とカーストが存在する。アシナガバチ一億年のドラマ―カリバチの社会はいかに進化したか(P50) 真社会性昆虫とはアリとかミツバチとかアシナガバチとかシロアリとかがそう。実はアブラムシにも真社会性を持つものがいる。アシナガバチの仲間には、複数のメスが巣を共有するけど別に分業していないとか、娘が育児を手伝うがその気に

    何がシロアリの真社会性を何がシロアリの真社させたのか? - NATROMの日記 #c tonton 2008/02/20 10:59
  • シロアリの階級決定に影響する遺伝子の論文を読んでみた(上) - NATROMのブログ

    昨年、新聞等でシロアリのカーストを決める遺伝子が発見されたと報道された。結構、私にとってはびっくりするような発見であり、ブログでネタにした(■シロアリの階級を決める遺伝子)。働きアリになる対立遺伝子なんてものがあったとしても、あっという間に集団から消えてしまうように最初は思えた。社会性昆虫のカーストは環境が決めるんじゃなかったの?たとえば、ミツバチにおいてはワーカーと女王バチは遺伝的に違いはなく、ローヤルゼリーで育てられると女王になる。 ところがどっこい、社会性昆虫の一部では遺伝子によってカーストが決定されるそうだ。GCD(Genetic caste determination :遺伝的カースト決定)と呼ばれる*1。アリでは既に発見されていたが、今回はシロアリ(ヤマトシロアリ:Reticulitermes speratus)にもGCDが見つかったというのがニュース。なんでワーカーになる遺伝

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  • 利己的遺伝子と男の浮気 - NATROMのブログ

    利己的遺伝子説の批判者は、こう誤解することが多い。 ■ドーキンス説の問題*1 利己的遺伝子説を信じる進化論学者は、こう主張することが多い。 「男はみんな浮気をするのが当然だ。そうすればたくさんの遺伝子を残せて有利だからだ」 こう主張するとき、彼らは自説のどこが間違っているか、わからないのだろう。 過去にもとりあげた*2南堂久史氏による。文字コードのえらい人としても有名である。もし南堂氏がこのエントリーに反論するのであれば、是非、誰がそのような主張をしているのか、具体的な引用とともにご教示いただきたい。私の知る限り、「男はみんな浮気をするのが当然だ。そうすればたくさんの遺伝子を残せて有利だからだ」などと主張している「利己的遺伝子説を信じる進化論学者」はいない。ドーキンス自身は、以下のように書いている。 「浮気」戦略というのは、これが雄のふるまう方法だというわけではなく、二つの仮想的な代替戦略

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  • 籠の中の産科医 - NATROMのブログ

    日(平成20年1月30日)の朝日新聞の読者投稿欄に産婦人科医の投稿が載った。50歳台後半の開業医である。タイトルは『「籠の鳥」の私 心の中で遊ぶ』。開業して30年になるがなかなか休めず、年に1〜2回しか休みがとれない。また急患や分娩に対応するために、時間にして30分以上遠くには行けない。「時間は無限にあるのに、どこにもいけないのは、まるで籠の中の鳥と同じだ」。けれども、この先生はこの状況を嘆かない。それどころか、一冊の地図さえあれば、まるで鳥になったような気分で楽しむことができる。 ページをめくってみると、まるで居ながらにして旅をしているような気分になり、胸がドキドキしてくる。留守番の医者もいらない。トランクいっぱいの荷物もカメラもビデオもお金もいらない。年末などの切符が手に入りにくい時期でも、心配なく行くことが出来る。しかも着の身着のままで出かけられ、飛行機が落ちる心配もない。 産婦人

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    maangie
    maangie 2008/02/02
    「かく言う私も、ほんの2年ちょっと前まで、宿直中に働けば時間外手当がもらえること、そもそも宿直は「夜間に充分睡眠がとりうる」ものであることを知らなかった」
  • C型肝炎が治らないなんて誰がいったの? - NATROMのブログ

    新聞1面の下4分の1にはよくの広告が載っている。内容がデタラメのトンデモでも載るようだが、新聞社も商売であるからして仕方なかろう。だが、たとえば「南京大虐殺はなかった!朝日新聞の欺瞞」といったでも載せてくれるかどうかは興味深いところである。広告費さえ出せば載せるのであれば(むしろ)問題はない。だが、内容によって掲載を拒否することもあるというのであれば、「じゃあこれまで掲載されたは、内容を吟味した上で、新聞社がOKを出したってことですね?」ということになろう。 それはともかく、先日、朝日新聞の広告に「人生の幸せは肝臓で決まる」というが載っていて、タイトルに魅かれてネットで検索してみた。著者の阿部博幸氏は、九段クリニックの理事長で医学博士であり、メシマコブやら遺伝子ドックやらの著作がある。まあ、あっち系の人。言論・出版の自由って素晴らしいですよね。詳しい情報がないか調べているうちに、

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    maangie
    maangie 2008/01/28
  • 「タミフルにより異常行動が半減するという厚労省解析は誤り」とする浜六郎氏の指摘は正しい - NATROMのブログ

    まずは毎日新聞の記事より。 ■タミフル:厚労省解析「異常行動が半減」誤りの可能性*1(毎日新聞) タミフルは、10代の使用が原則禁止されている。研究班は、06年末から07年前半にインフルエンザにかかった18歳未満の患者、約1万人のデータを解析。「今後変わる可能性がある」と留保した上で、非服用者の異常行動・言動は約22%、命にかかわる重い異常行動は0.77%だったのに、服用者ではそれぞれ9.7%と0.45%だったと公表した。 しかし今月10日の会議で、医療機関受診前に異常行動・言動を起こした患者を含めていた点について、来解析対象にすべきではなかったとの指摘が出たといい、「服用者で半減」との結果は、服用と異常行動の関連を小さく見せるような、対象の偏りが原因だった可能性が高いとの結論に達した。 一方、浜理事長は今回の解析について「タミフルを投薬された患者が服用前に起こした異常行動を、投薬されな

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    maangie
    maangie 2008/01/18
  • ニセ科学批判者は科学を絶対視しているか? - NATROMのブログ

    ニセ科学批判批判をされているmercaさんの新しいエントリー。 ■ニセ科学批判の意味空間(社会学玄論)*1 ニセ科学は、やはり科学が唯一絶対的な正しい真理であるという暗黙の前提に支えられているような気がする。そして、ニセ科学批判も、科学の立場からなされるのならば、科学が唯一絶対的な正しい真理であるという暗黙の前提をもつことになる。「科学が唯一絶対的な正しい真理である」という信念を共有する者どうしの熱い議論である。ところで、科学以外の立場から、ニセ科学を批判する視座はあまり見かけたことがない。 ニセ科学批判者たちが、なぜそんなに熱くニセ科学やニセ科学批判批判を批判するのか、その理由が釈然としないもどかしさを感じる。科学だけが正しいとは限らないという私のような相対的な認識をもっている者には不思議にうつるのである。科学が唯一絶対的な正しい真理と堂々と思っているから熱く議論するのであると正直に言え

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    maangie
    maangie 2008/01/11
    天動説も地動説も間違い。太陽と地球は互いに共有する重心を中心に回っているのだ。とか野暮な突込みをしてみる。
  • 病院と救急隊を調停するもの - NATROMのブログ

    ■急患対応に調整役 たらい回し対策 地元医師ら配置(朝日新聞) 救急患者のたらい回しが起きた時には「調整官」に対応させます――政府は4月から、急患の搬送先の医療機関が見つからず手遅れになるのを防ぐため、搬送先を探して、受け入れを依頼するコーディネーターを全都道府県に置く事業を始める。救急隊の手間を省いて、搬送時間をできるだけ短くする狙いがある。 コーディネーターには、医療知識に加え、地元事情にも詳しいことが必要なため、地元の医師を充てたい考え。平日の夜間(午後4時ごろ〜翌日午前8時ごろ)と休日(土・日、祝日)をカバーできるようにする。 医師の絶対数を初めとして、受け入れ態勢が足りていないのだから、コーディネーターでは問題は解決しない。対策は、根的には受け入れ能力を増やすこと、姑息的にはアクセス制限であり、振り分けを工夫することではない。コーディネーターでなく、「ネットワークで受け入れ可能

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  • 自分の首を絞める喫煙者 - NATROMの日記 #c pingu98 2008/01/11 11:30

    先日、回らないほうの寿司屋に行った。完全禁煙であることを前もって確認していた。5〜6席程度のこじんまりとした店で、分煙は不可能であろう。先入観もあったのかもしれないが、たいへん満足できた。煙草を楽しみつつ寿司をべたいという人もいるだろうから、そういう人は別の店を選択すればよい。分煙がきちんとなされているのであれば、たとえ害があろうとも、成人が煙草を吸うという選択をするのはかまわないと私は思う。問題は、マナーをわきまえない馬鹿がごく一部にいることだ。 路上喫煙禁止の場所が増えてきているが、思うに、ごく一部のマナーの悪い喫煙者のせいであろう。人ごみでも平気で歩き煙草を吸い、火のついた煙草を振り回し、吸殻はポイ捨てし、注意されたら「規則で決まっているのか」などと開き直る馬鹿が少数でもいたら、「ならば規則を作ろう」ということになる。非喫煙者にとっては路上喫煙禁止になろうと別に困らないが、普通の喫

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    maangie
    maangie 2007/12/29
  • 低学歴ほどダーウィン進化論を信じない - NATROMのブログ

    ■米国人が信じるのは「進化論」より「悪魔」(ロイター)というニュース。「地獄や悪魔を信じる人は62%」に対し、「ダーウィンの進化論を信じていると答えたのは全体の42%」という結果だったため、かような見出しになっている。以前の調査と比較してもそう大した違いはなく、代わり映えしない。日では、というか、たいていの先進国では、ダーウィン進化論を信じている人の割合はもっとずっと多い。アメリカ合衆国が特殊なのだ。 アメリカ合衆国においても、創造論を支持しているのは主に低学歴の層である。2005年4月28日号のNature誌がインテリジェント・デザイン説の特集をしたときの、"Who has designs on your students' minds?"(Nature 434 P1062-1065)という記事の中の、"Support for Darwin increases with level o

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    maangie
    maangie 2007/12/04
    単なるお国柄でしょう。
  • 若者の献血離れが深刻 - NATROMのブログ

    山口県のニュースを、痛いニュース(ノ∀`)が取り上げた。 ■痛いニュース(ノ∀`):若者の献血離れが深刻…原因も対策も分からず 県内で若者の献血離れが止まらない−。 1996年度に3万8367人だった10−20代の若年層献血者が、2006年は1万5742人まで減少したことが、県赤十字血液センター(山口市野田)のまとめで分かった。献血者数自体も減少しているが、若者の献血離れはそれ以上に深刻。 献血者全体に占める若年層の比率は、96年の43.1%から06年は25.1%となった。 全国平均の31%を下回る結果に、関係者らは将来への不安を募らせるが、 明確な要因が分からず、有効な対策もないのが現状だ。 ニュースそのものよりもコメント欄に幻滅した。薬を飲んでいたり、輸血歴や海外渡航歴があったりする人は仕方がない。「仕事が忙しくて献血に行く暇がない」というのもいい。「針が痛いから嫌だ」「メリットがない

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    maangie
    maangie 2007/11/29
    新自由主義的献血観批判
  • 病院は原則受け入れよ。聖地・福島のニュース - NATROMのブログ

    ■「病院は原則受け入れ」福島、搬送遅れ受け決定(産経ニュース) 福島市で乗用車にはねられた女性の搬送先の病院が約1時間決まらず、約6時間後に死亡したことを受けて、福島市や消防、市内の病院などでつくる「福島市救急医療病院群輪番制運営協議会」は19日、臨時の総会を開き、消防から救急患者の受け入れを打診された病院は、原則として拒否しないことを決めた。 会見した同協議会の有我由紀夫会長は「患者さんや市民に多大な不安を与え、遺憾に思う。医師による診断が約1時間も遅れたのは大きな問題だ」と強調。「各病院の医師は、満床だからと受け入れを断ることなく、まず患者を診るべきだ」と述べた。 受け入れた後の対応については、満床などのためそのまま治療することが困難な場合、病院間で調整し、より高度な医療ができる病院に移送することとした。 これまで福島市では、救急患者の受け入れを打診された病院は自由に拒否できていたらし

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    maangie
    maangie 2007/11/20
    「「待合室で3時間放置」「高次病院への転院調整中に患者死亡」というニュースが聖地から聞こえてくるのはいつごろだろうか」いろいろ悲惨。
  • 経口摂取の同意書 - NATROMのブログ

    ■損賠訴訟:入院患者の遺族、水ようかん摂取が死因 病院ミス否定−−鳥取地裁 /鳥取(毎日) 訴状によると、男性は03年10月上旬、肺炎などで同病院に入院した直後から医師に絶を指示された。ところが同月中旬、担当の看護師が水ようかんをべさせた約1時間後に死亡。原告側は死因は水ようかんが気管に入ったことによる呼吸不全と主張していた。 病院側は答弁書などで水ようかんを男性に摂取させたことは認めたものの、直後に吸引器を使って摂取物を吸引したところ吸引物がなかったことから、死因は水ようかんを与えたことではないとして医療過誤を否認した。 このケースが医療過誤にあたるかどうかは、情報がないので判断できない。一般論を言えば、誤嚥のリスクが高くても、経口摂取を再開せざるを得ないことはざらにある。むろん、誤嚥が起こってもすみやかに対処できるような体制下で再開する必要はある。しかしながら、医療には不確実性があ

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    maangie
    maangie 2007/11/14
    アリか…。そーゆーものなんかも知らん。
  • 母乳で伝わる遺伝子 - NATROMのブログ

    無知と偏見は連鎖する。病気の原因がわかっていなかったのがハンセン病患者に対する偏見の一因である。ハンセン病は感染症であり、感染力は非常に弱いことが周知されれば、「ハンセン病は患者が過去に犯した悪行に対する報いだ」などという偏見は消えていく。ハンセン病患者に対する偏見・差別は残っているが、少なくとも現代日においてハンセン病を業病扱いすれば、発言者は知性を疑われる。知識は、偏見や差別に対する武器になる。 さて、私が以前から注目していた■心に青雲というブログがある。ブログ主は「空手道場主宰」で、エントリーにはしばしば「わが流派の最高幹部」の教えがよく登場する。「わが流派」とは、南郷継正氏が主催する空手道玄和会だと思われる*1。このブログではいささか私たちが知っている科学とは相容れない主張がなされている。たとえば、発達障害に関する一般的な学説を否定し、「原因は親自身の生活過程にある」と断言する。

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