現代は、可処分時間の奪い合いだといわれます。 スマホにはSNS、ゲーム、ニュース、ショッピングとあらゆる機能をもつアプリが入り、それぞれが消費者の細切れの時間を奪い合っています。 これからもこの傾向は続いていくと思いますが、競争が激化しすぎた結果、これ以上広告を投下しても費用対効果が見合わないという分岐点がもうすぐそこまできているように思います。 最近話題の動画も、面白くなければ10秒ほどで視聴を辞められてしまうシビアな世界です。 細切れの時間を埋めるための選択肢は無数にある中で、自分たちを選んでもらうにはすぐにわかる強い刺激が必要になりますが、刺激に慣れた消費者はより強い刺激を求めるようになり、より多くのコストが必要になります。 一方で消費者が集中できる時間はどんどん短くなっており、さらに世の中の情報量は増え続けているため、記憶に残るブランドメッセージを伝えることが難しくなっています。