ちょっと縁があったので「セックスボランティア」を読んだ。 内容は伝え聞いていた通り。 障害者だって性的欲求あるよ解消したいよするよ、てな話。 世間の偏見とかその他問題が沢山あって大変で試行錯誤、てな話。 それは、まぁ、いい。大変お勉強になりました感動的なお話でございました。以上。 が。読み終わって、しばし違和感があった。 本に登場するボランティアをしている側。 そのほとんどが、それこそ弱者なのではないのか。 大怪我を負って、その影響で精神に傷を負った女が、障害者男性を、抱く。 2度離婚し、3度目の結婚相手に逃げられた男が、障害者女性を、抱く。 病で耳が聞こえなくなり、挫折した女子大生が障害者用風俗で働く。 ホステスになって男に貢ぎ、借金を抱えた女が最後に選んだ結婚相手。 そして、最後の章では著者が書くのだ。 「私はかつて男にいたずらをされた経験がある」と。 生生しく語られる体験談で繰り返し