以前から気になっていて、昨日購入。帯にはこうある。 女たちは「自分探し」に飽き、「自分忘れ」に走り出した! ちょっとドキッとなる。「自分忘れ」とは。なるほど本文中には例えばこうある。 「現実離れした物語は、家庭に入って社会に参加していない女性が嗜好するという感想が[酒井順子と斉藤環『「性愛」格差論』では]述べられているわけであるが、実際には、働く女性たちこそが現実離れした物語を好む。「物語」には、自分が入らないことが肝心なのだ。自分が入ってくる限りは「現実の私」から離れることができない。腐女子たちが求めるのは現実とは違う「異次元」としての「物語」である」 「自分探し」というもの、あるいは自己実現とか、それに伴うだろう社会的実現であるとかがもうあまり意味をなさない。そんな社会の「現実」の中で、現実に即した物語など求めたいと思うはずがない。むしろ現実の自分を忘れることのできる「異次元」を求める
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