先般の疑似科学論争で思ったこと。 大体すべての行為は、元を辿れば呪術なんじゃないの。 呪術(じゅじゅつ、magic)とは、目的を果たすためになんらかの現象を起こそうとする行為、もしくはその体系。 呪術 - Wikipedia 思うに、「不定の存在」たる我々人間には、他の動物のように強い「本能」というものが備わっていないので、まず何かを為そうという強い方向付けが所与のものとしては存在し得ないし、なにかを為そうと思ってもその方法については思考しなくてはならないから、思考の過程においても当然、その方法論の意味や根拠を探ることになる。例えば昔の人に山が噴火する理由はわかりようがないから、山とか大自然という超越的な存在を擬人化することで自分の理解可能な領域に定義しなおし、さらに噴火のイメージからそれを怒りという感情と括りつけ、そのうえで自分なら何がうれしいか、何によって怒りを収めるかを思考し、生贄に