映画 ゲド戦記についてその２ - ♪〜♪ ＳＯＲＡもよう ♪〜♪８月１３日に投稿した「ゲド戦記」について、今日(１７日）読売新聞文化面に、精神科医の、斉藤 環さんと言う方の｢ゲド戦記」を見てと言う文章を読んで、とても共鳴する部分があったので、次に引用します。 少し、長いですがＳＯＲＡの感想の見えてこなかった部分とはこれなんだ！と思いました。 【宮崎駿はアニメという、矛盾も破綻も絵の中に飲み込んでしまう、ウソの表現形式にこだわり続けた。最大限のウソでしか真実を伝えられないという困難と、どう向き合うか。宮崎駿の抱えた「業の深さ」こそが、それを可能にしたと私は考える。手塚治がヒューマニストと誤解されたように、宮崎作品も健全なアニメの代名詞のように誤解されている。実際には、作中で子供がしばしば「虐待」され、グロテスクな残虐描写やロリコン的エロティシズムも珍しくない。しかし、だからこそ私たちは宮崎駿が、自らの「影との戦い」から素手でつかみ出してきた倫理観を信
