進行方向別通行区分を聴いていたら気持ちが戻ってきた。 さて、折を見て詳しく書きたいですが「Quick Japan84」で「'95」という連載を始めました。僕は長いものを書き始める前に「今から書くのはこういう内容です」ということを絶対に言わないのですが、今回はちょっとだけ書きます。なぜ書くかというと、僕はこの連載に対して非常にマジメな気分だからです。 まず、この連載は橋本治「89」を強く意識して書いています。逆に言えば「89」を読めば僕が何をしようとしているかはほとんど分かりそうなものですが、読むのが面倒な方は今売っている「小説トリッパー」の橋本治インタビューを読むとだいたいどういう本だったのか分かると思います。次にこの連載は、僕がここ10年くらい書いたもののほとんどすべてが要素として組み込まれることになると思います。しかしだからといってこの連載が別に僕がいままで書いたものの中で一番難しいと