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ブックマーク / blog.a-utada.com (14)

  • ウェブで成り立つ課金メディア: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    「ウェブの情報はタダ」とみんなが思うようになり、 ネットでは課金サービスが成り立たないと信じられている。 しかし、かならずしもそうではないのかもしれない。 ●いかがわしいネット・ビジネスが秘めている可能性 新聞が衰退し、「焼け野原」状態になったニュースメディアからどのような新しい芽が出てくるのか。ここ何回かそうしたことを書いてきたが、ひそかに流行しているあるネットビジネスが近未来のニュースメディアのひな型になりうることに気がついた。 それは「情報商材」だ。 情報商材というのは、「こうすれば儲かります」といった謳い文句で、儲けるためのマニュアルなどを売る情報ビジネスだ。 こうした情報商材の宣伝・販売をしているサイトやメルマガはかなりの数にのぼる。「情報商材って何それ?」と思った人も、言われてみると、そんなのを見た記憶があるのではないか。 「あんなものが近未来のニュースメディアのひな型か」と思

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    mn_kr 2009/06/10
    100人から1000人のオーダーで運営するという経営デザイン。その人々に届く必要な情報を作れば、有料課金モデルでも回る。
  • 2ちゃんねるを殺伐としたサイトにしたほんとの理由: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    2ちゃんねるを殺伐とした理由について ひろゆきから反論があった。 その反論は、ネットでの効率的な情報交換について 考えさせるものでおもしろい ●面倒なあいさつは抜きにしたい 何号かまえに、2ちゃんねるがわざと殺伐としたサイトにデザインされているという話をとりあげた。殺伐とした人間模様にしたかったからではないか と書いたところ、管理人の西村博之氏(通称・ひろゆき)から、それは誤解だとブログで反論があった。その理由が彼らしく、また、ネットでのコミュニケー ションを考えるうえでもおもしろい。 2ちゃんねるを殺伐としたサイトにしたほんとうの理由は、「第3者が見たときに情報価値が高くなるように」ということだと、次のようなやりとりの例を挙げて説明している。 パターン1 Aさん「はじめましてこんにちは、わたしはの写真を集めたサイトを社内で作ろうとしてるのですが、サーバ内のHDDの残り容量がわからないの

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    mn_kr 2009/05/10
    “2ちゃんねるの情報はニュース記事の引用が多いが、さまざまな感情を引き起こしやすい情報が選択...そして、殺伐としたデザインはそのうちのいくつかの感情を増幅するのに効果的にできている”
  • 「新聞の終焉」が見えてきた: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    印刷版の新聞がなくなり、ネット版だけになるのは時代の必然とも言えるが、 実際にそれはどう進むのか。 アメリカで、そうした移行のプロセスが見えてきた。 ●新聞と週刊誌の最終戦争? 朝日新聞と週刊新潮の戦いが緊迫している。週刊新潮が、朝日新聞阪神支局襲撃犯の犯人と称する人物の告白手記を載せたのに対し、朝日は、裏付けのない手記を載せたと批判し、訂正と謝罪を求めた。告白した人間が実行犯でないことを認めてしまい、週刊新潮は4月23日号でだまされたと謝罪したが、「だまされたですむことではない」と朝日は追及の手をゆるめていない。 朝日新聞と総合週刊誌は、ずっと奇妙な関係を続けてきた。 「朝日たたきは売れるコンテンツ」ということか、朝日批判記事がしばしば書かれ、当の朝日にもその記事を大見出しにした週刊誌広告がたびたび載った。広告の内容にやたらに介入するのは言論の自由の点からも問題で、気に入らない広告だから

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    mn_kr 2009/04/27
    “もはや「新聞のオンライン版ではない」=SPIを経営しているハースト社の社長の説明。「活力のあるコミュニティ・ニュースと情報ウェブサイトを核にした新しいタイプのデジタル・ビジネス」という位置づけ”
  • 無料経済はバラ色か?: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    「ロングテール」を流行らせた米誌編集長が、「無料経済」のを書こうとしている。 しかし、何でも無料というのは無理だという声も上がり始めた。 ●「ロングテール」の次は「フリー」 「ロングテール」は、IT流行語大賞とでもいったものがあれば受賞しただろう。提唱したのは米ワイアード誌編集長のクリス・アンダーソンだが、彼はいま『フリー』というを書いているらしい。アマゾンなどでも、今年6月から7月にかけて刊行されると、事前予約登録を受けつけている。 フリーペーパーにフリーマガジン、ネットでもフリーのソフトがダウンロードできるし、最近は、グーグルが、ワープロや表計算、プレゼンソフトまでネットで無料提供している。ロングテールで一世を風靡したアンダーソンが、次はこうした無料経済について分析するというわけだ。 その予告ということか、アンダーソンは、昨年2月の米ワイアード誌に「フリー! なぜ0・00ドルが未来

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    mn_kr 2009/03/29
    ◎良エントリ“現代社会では、お金だけではなく時間や尊敬といったものも希少→アテンション・エコノミ/レピュテーション・エコノミ⇒尊敬や評判をお金に換えるGoogleは新しい経済世界で中央銀行となる”
  • 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    歌田明弘の『地球村の事件簿』 週刊アスキー連載「仮想報道」などの原稿のアーカイヴやリンクが中心です(詳しくは「プロフィール」参照)。編集部との話し合いで、週刊アスキーの原稿は発売後、次の金曜日以降に公開することになっています。つまり、実際に書いたのは公開日の2週間ほど前です。

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    mn_kr 2009/02/17
    “オバマは、草の根の支持で勝利したために、特定の業界や大企業、大口献金者の顔色を従来ほど気にしなくてもいいまれに見る政権だ”
  • グーグルと米出版社協会、結局勝ったのはどちら?: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    ブック検索をめぐるグーグルと米出版社協会などとの裁判の和解案がまとまった。 裁判所に認められれば、アメリカで膨大な絶版の電子データ市場が立ち上がる。 ●今年のグーグルは何をやる? ネットを通して人類の知的遺産にアクセスできるようにするグーグルの試みはどんどん加速している。 グーグルは06年9月にニューヨークタイムズやワシントンポストと提携し、ニュース検索で、200年以上前の記事まで遡れるようにした。昨年9月からはさらに多くの新聞社と提携し、写真やイラスト、広告なども含め新聞レイアウトのまま検索・表示できるようになった。また先月からは、数多くの雑誌のバックナンバーもブック検索の対象になって表示される。 こうしたことができるのは、グーグルが膨大なドキュメントを高速で効率よく電子化する技術を持っているからだ。 300ページの一冊を電子化するには通常40分の時間が必要で、1ページあたり10セン

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    mn_kr 2009/02/02
    電子出版の定着は電子端末の普及にかかっている|“問題は、一民間会社が電子的な本の流通を独占するようなことになっていいのかということ”
  • 日本人は、なぜことのほか自分たちを貧しいと思うのか?: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    なぜ貧しいと思うのかって? 実際、お金がないからに決まっているじゃないか、と思うかもしれないが、 そうとは限らないという調査がアメリカで出ている。 ●日人は悲観しすぎ? 金融危機は海の向こうの話‥‥だったはずなのに、あっという間に日を呑みこみ、暗い年の瀬になってしまった。 アメリカの調査機関ピュー・リサーチ・センターのレポートをあれこれ見ていたら、日人の経済観についておもしろい発表をしていることに気がついた。 その主旨をひと言で言えば、「日の経済はそんなに悪くないのに、日人は悲観しすぎじゃないの?」というものだ。調査そのものは春に行なわれているが、9月の麻生政権誕生直後、日人の経済に対する考え方をクローズアップする形で次のような数字をあげてレポートしている。 国内総生産トップのアメリカが巨額の貿易赤字にあえいでいるのに、日は、中国ドイツに次ぐ貿易黒字国だ。ここ5年間のアメリ

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    mn_kr 2009/02/02
    一人あたりGDPはそう落ち込んでいないにも関わらず、経済的悲観に陥ってしまっている。そしてそれが消費を減退させるという悪循環。|悲観主義への傾きは、正しい知識を得た上でor何も分からないがゆえ?
  • 記事を無料公開するのは損か得か? : 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    アメリカの新聞サイトへのアクセスは、05年夏頃から急成長を始めた。 こうした変化は、アメリカの新聞社にどのような変化をもたらしたのだろうか。 ●新聞サイトを見ている人の利用パターン ニューヨークタイムズは、「タイムズセレクト」と名づけた有料課金を05年9月に始め、2年後の昨年9月にやめている。グーグルやヤフーなどの検索からのアクセスが予想以上に大きく増えたためと理由を説明しているが、実際その間、新聞サイトへのアクセスは急増している。 米新聞協会のサイトに掲載されているニールセン・オンラインのデータによれば、ニューヨークタイムズが有料課金を検討していたと思われる05年7月まで は、月1回以上、新聞サイトにアクセスした人(ユニーク利用者)は4000万人から4400万人ほどのあいだを上下していた。ページビュー(以下PV)も 平均すると17億ほどだった。前年も、年平均のユニーク利用者数が4100万

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    mn_kr 2008/12/01
    無料にすることでページビューが増加
  • 秋葉原殺傷事件の問題の根っこは残っている: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    「希望がない。人間として認めてほしい」という叫びが、「蟹工船」人気を呼んでいる。 そして、非正規雇用者と正社員のあいだには深淵が横たわっているようだ。 ●度を超した認知欲求 秋葉原の事件以来、無差別殺傷事件が続いている。世代も環境も違う私には、秋葉原の事件が起こった理由はわからないだろうと前に書いた。しかし、ネットの書きこみや、たくさん出ている就職氷河期世代を読むと、年齢や環境が違っても、十分に理解できるもののように思われてきた。というのは、まるでこうした事件が起こることを予言していたかのような文章がいくつも見うけられるからだ。それらを読むと、これらの事件は、いわば起こるべくして起こったもののように思われる。 ただ、これらの文章からはあまり読みとれなかったこともある。 不満や怒りを抱えている人は多いが、そういう人がみな無差別殺人をするわけではない。秋葉原の事件の犯人などは、認知されたい

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    mn_kr 2008/08/09
    正社員/非正社員論|“気持ちの持ちようを変えることだけに解決をゆだねてしまうわけにもいかない”
  • あっというまに名誉毀損の被告人: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    誰もが被害者になりうると同時に加害者にもなりうる。 著作権についてはこうした意味で関心が高くなったが、 名誉毀損についても、同じようなことが言える。 ●ネットはもちろん、口を開けば起こる名誉毀損 ネットでの名誉毀損裁判をきっかけに、名誉毀損に関する資料をあれこれ読んでみた。 名誉毀損は、いろいろな意味で問題の多い法律だと、何人もの法律関係者が指摘している。 名誉毀損にたいする賠償額は高額化しているが、被害者は、裁判に勝っても十分に報いられたようには思えない。その一方、メディアの萎縮効果も確実に起こっている。 発信した情報がほんとうのことであっても名誉毀損にはなる。というよりも、ほんとうであればあるほど、名誉を傷つけた可能性は高い。具体的な損害がなくて、相手の「名誉感情」を傷つけたということでも名誉毀損は成立する。 学校裏サイトでのいじめが深刻な問題になっているが、こうした中傷も、発言者を特

  • ミクシィの秘密――あるいは、ミニブログはなぜ人気があるのか: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    SNSやブログの人気を支えているものは何なのか。 自分を隠したくもあり、見てもらいたくもあり‥‥。 そこには、現代人の複雑な心が見てとれる? ●見られているほうが安心できる? 書評を頼まれた精神科医の斎藤環氏の『メディアは存在しない』というには、「ミクシィの秘密」を解き明かすおもしろい議論が収録されていた。このそのものは難解だけれど、末尾の座談会はわかりやすい。出席者は、斎藤氏、社会学者の大澤真幸氏、それに誌でも連載していた批評家の東浩紀氏だ。 あちこちの国でリアリティ・ドラマと呼ばれるテレビ番組が流行っている。あらかじめ筋書きのあるドラマではなくて、たとえば呼び集められた参加者を孤島に送ってサバイバル・ゲームをやらせ、その様子を放映するといった番組だ。日でもいくつも作られている。タレントの卵などにわずかのお金をもたして見知らぬ土地に放り出したりした『電波少年』などがそうだ。 フラ

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    mn_kr 2008/02/09
    ネットにおけるコミュニケーションは“想像的”なものであり、それだけ精神的に近くなる。さらに、関係性が希薄化/遠隔化した現代の人間関係においては、一日五分真剣に相手の話を聞く経験はとても大きい。
  • ネット広告の近未来はどのようなものになる?: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    「クリック課金型のネット広告はすでに絶頂期に達し、 衰退のきざしが見えてきた」と、 あるブログが書き、論争が起こった。 実際のところはどうなのだろう? ●クリック課金広告は多すぎて効果がない? インチキなネット広告のクリックによって、過大な広告費の請求がかなりの割合で起こっていると調査会社は言うが、グーグルは否定している。第三者の立場でグーグルを調査したニューヨーク大学の教授の(前回紹介した)報告書でもはっきりせず、過大な請求が行なわれているのではないかと疑う広告主の不信感を完全には払拭できない。 こうしたなか、スティーブ・ルーベルという広告マンのブログが論議を呼んだ。クリック課金広告は急成長を続けてきたが絶頂に達し、衰退に向かうきざしが出てきたというのだ。次の5つの理由を挙げてそう主張している。 ① 乱雑化。ルーベルは最近クルマを買ったが、購入にあたっては検索で情報を集めた。しかし、広告

  • ウィキペディア創立者の苦悶と出自の秘密: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    ネットで自分に関する間違った情報が書かれていたらどうするか? ウィキペディア創立者が陥ったダークサイドから何が見えてくる? ●ウィキペディアで間違えられると痛い!? たまたま見たウェブページに書かれていた自分の経歴が違っていたことがある。そんなことはいまや誰にでも起こる。会社や学校、あるいは気のあった仲間どうしでネット上にコミュニティが作られている。とくに悪意がなくても、他人が書いた自分に関する記述が違っているということは起こる。 私の場合は、出身学部が違っていただけなのでたいていの人は気がつかないし、気にもしないはずだ。私にとってもどうでもいいことだが、自分のことなので間違いはすぐにわかる。そうしたことはいくらもある。自分が開発した商品の仕様が違っていればすぐに気がつくはずだし、経歴だって同じだ。そして、こうした間違いがウィキペディアで起こっていると、話は少々複雑になる。 少し前まで、英

  • 歌田明弘の『地球村の事件簿』: CMにこれほどイライラさせられているのは日本人だけ?

    テレビCMにイライラさせられているのは どこの国でも同じと思いがちだが、 そんなことはない、 という興味深い研究レポートが出ている。 ●日テレビの非常識 テレビCMにイライラさせられるのはなぜかって? テレビCMっていうのはそういうものなんだよ。タダで見るんだから、多少イライラさせられたって仕方がないだろ‥‥。そんな「良識派」のあなたは、今回の原稿をぜひ読んでほしい。テレビCMを見なきゃならないのはほかの国でも同じだが、海外の人びとは、日の視聴者ほどにはCMでイライラさせられてはいないようなのだ。 このところ広告について、あれこれ資料を読んでいる。そうして読んだ一冊に興味深い研究レポートがあった。われわれの「テレビCMの常識」を覆すもので、研究書のなかだけにとどめておくのはもったいない。今回はそれを紹介しよう。 「番組内CM提示のタイミングが視聴者の態度に及ぼす影響」という堅いタイト

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