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ブックマーク / ta26.hatenablog.com (93)

  • 一人負け日本で企業はどう生き残ればいいのか? - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ◾️ 漠然とした不安感 この数年、アベノミクスの効果は多少ともあって、景気は一息ついたとの印象がある。だが、度重なる金融緩和策もそろそろ効果が切れてきていて、不透明感が強くなってきていると言わざるをえない。しかも、次世代の日を背負っていける企業が育ってきているどころか、既存の日企業の展望も激しくなる一方だ。2020年のオリンピックくらいまではともかく、それが終わったらいったいどうなってしまうのかとの不安感を払拭しきれず、心穏やかではいられないのが今日の平均的な日人といっても過言ではあるまい。 ◾️ 現実は厳しい ところが実はそれでは終わらない。実際の経済指標を精査すると、そもそも『オリンピックまでは何とかなる』という見通し自体、甘いと言わざるをえないことがわかってくる。もっと切迫感を持って、立ちはだかる問題に早急に対処しないと当に取り返しのつかない事態となるのではないか。そのような

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  • トランプ大統領登場以降に何が変わるのか・変えるべきなのか - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ◾️ 分水嶺 先日、ブログの原稿を準備して投稿しようとしていて、絶句してしまった。ちょうど米国の大統領選の経過を見ていたら、見る見るトランプ候補の得票が増えて、次期大統領に確定してしまったではないか! 自分自身、いわゆる『トランプ現象』は決して一時的なものではなく、米国の根の深い構造問題が背景にあるとして、そのことをブログ記事にして書いたくらいなので、それほど驚くほどのことはないところなのだが、やはりそれでも、『ギリギリだが落選した』のと『ギリギリだが当選した』のとでは天と地ほどの違いがある。トランプ氏が落選していても、米国の構造問題は非常に深刻で、民主党(クリントン氏)の政権運営は厳しいことが予想されはしたが、それでも、原則としてオバマ政権の政策はほぼ継承され、今後の政策もある程度想定の範囲内に収まることが予想できた。ところが、こうなってみると、選挙期間中からずっと非現実的と揶揄され続け

    トランプ大統領登場以降に何が変わるのか・変えるべきなのか - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    moronbee
    moronbee 2016/11/21
    経済活動はマネーそれ自体の為にでなく、社会インフラを含む活動基盤や、それに携わり生活する人間(生産者/労働者)のためにあるという目的(for What)をルールに織り込む必要があると考え ている。
  • 技術が示す未来だけでは生の欠落を埋めることはできない - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    先日(10/19)、WIRED JAPANが企画したコンファランス『FUTURE DAYS』に参加した。 10/19(水)開催! WIRED CONFERENCE 2016「FUTURE DAYS:未来は『オルタナティヴ』でなければならない」|WIRED.jp このコンファランスは、『テクノロジーの進化によって近未来の社会の様相が劇的に変化する』という環境認識を共通のベースとしながらも、そのテクノロジーの進化が指し示す未来像に満足しきれず、オルタナティヴ(代案)を渇望している編集者の飢餓感が伝わってくるようなテーマが設定されているとの印象があり、その意味で非常に興味深く感じたので、早々と参加を決めてこの日を心待ちにしていた。 『INTRODUCTION』には次のようにある。 未来は「オルタナティヴ」でなければならない 「未来に価値があるのは、それがいまと違っているからだ」。あるヴェンチャー

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  • 情報通信白書を読んで考えてみたこと - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ◾ 情報通信白書 読書会 先日、国際大学GLOCOMで行われた、『平成28年版情報通信白書』読書会に参加してきたので、それをきっかけして考えたことをここにまとめておこうと思う。 イベントの概要は下記の通り。 <日時> 2016年8月10日(水)15:00〜17:00 <講師> 柴崎 哲也(総務省情報通信国際戦略局情報通信経済室長) <コメンテータ> 砂田 薫(国際大学GLOCOM主幹研究員/『情報通信白書』編集委員) <会場> 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 『平成28年版情報通信白書』読書会【公開コロキウム】 | 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター ◾ 気づきを得ることができる白書の読書会 情報通信白書のような資料は、毎年同時期に発表される最新の総括的なデータ集として、多数のデータの束で切り取られた現在を一覧し、同時に、昨年との差分に注目することで、その背

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    moronbee
    moronbee 2016/08/27
    アプリユーザーではNGで読み書きのようにネットリテラシーが必要 // プラットフォームがO2O(実生活)に根付いたものになってきている
  • これからの市場で勝つためのフォーミュラとは - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ◾ アベノミクスの評価 参院選を目前に控え、アベノミクスの成果についての議論が騒がしくなってきた。有効求人倍率の向上を成果が上がった印として強調する自民党に対して、格差の拡大等をあげて失敗との評価を下す野党の舌戦が始まっている。 私自身は今ひとつこの議論に参加する気になれずにいる。というのも、日経済の浮沈を真剣に考えるための最重要点についての議論があまり行われていないように思えてならないからだ。少なくともここまでの結果で見れば、既得権益者を温存し、成長戦略を実現するための企業の構造改革は一向に進まなかったと言わざるをえない。市場の構造が急速に変わりつつある現実がありながら、それに合わせて企業も個人もマインドを変えるべき時に、もっとも変化する必要がある企業やその従業員がぬるま湯に浸ることになり、結果的に足腰を決定的に弱くしてしまったように見えてしまう。 ◾ 蹴散らされた日企業 アベノミク

    これからの市場で勝つためのフォーミュラとは - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    moronbee
    moronbee 2016/06/23
    "そして、併せて、組織がどうあれ、個人としては遅れをとらないよう、準備しておくことを重ねてお勧めしておく"
  • プラットフォーム化が全領域におよぶ近未来とその問題点について - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ◾ ブロックチェーン 先日(5月18日)、国際大学GLOCOM主催で、ブロックチェーンについてのイベントがあったので、日中の忙しい時期ではあったが出席してお話しを聞いてきた。 GLOCOMブロックチェーン経済研究ラボ 第3回セミナー「通貨としてのビットコインを考える」【公開コロキウム】 | 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター このイベントの内容については、後日、資料がアップされるとのお話しもあったため、詳細はそちらでご確認いただきたい。3人のお話しのほとんどは技術的な成り立ちや、技術的な発展可能性、あるいは現状の問題点等、技術に関わる内容だったこともあり、エンジニアではない私には、自分が理解するのにもかなりの困難が伴ったし、まして人に説明することはとても出来そうにない。 ただ、そんな私であってもどうしてもこのイベントに出席したかった理由は、ブロックチェーンの可能性やポテンシャ

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  • ソーシャルメディアの闇が世界を滅ぼす? - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ◾ 蔓延する不寛容と過剰反応 ジャーナリストの神保哲生氏と社会学者の宮台真司氏による有料放送、『ビデオニュース・ドットコム』の4月30日に配信された番組は『誰が何に対してそんなに怒っているのだろう』*1というタイトルで、昭和大学医学部教授で精神科医の岩波明氏をゲストに迎えて、今の日社会に蔓延する不寛容について様々な観点から議論が行われて大変面白かった。 番組で例として取り上げられていたのは、年初から大騒ぎになった、ベッキーの不倫に対する集中豪雨的に浴びせかけられた過剰とも思える批判(活動中止にまで追い込まれてしまった)、最近の熊地震と関連した、女優の井上晴美のブログや、タレントの紗栄子が義援金を送ったことの報告に対するバッシング、元モーニング娘。の矢口真里の不倫騒動をネタにしたテレビCM内容に対して視聴者が不快感を示す声があがって放送中止になったことなど、ある程度ニュースを継続的にウオ

    ソーシャルメディアの闇が世界を滅ぼす? - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    moronbee
    moronbee 2016/05/16
    良い店は客が作ると同じ。相手側に立って考えたり和を解す能力を持つことなく、主張するスピーカーを手に入れた子供のような状況かと。経験または思考能力の不足。
  • もっとシリコンバレーの実相を知る努力をすべきではないか - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ▪日企業に流布するネガティブ・イメージ 昨今、日のインターネットビジネスの関係者や、電器メーカー、自動車メーカー等の製造業の中の人に、米国主要IT企業(Google、アップル、アマゾン、フェイスブック等)についての率直な印象を尋ねると、『脅威』『不安』『威圧感』等、敵対的とまでは言わないまでも、ネガティブな反応が返ってくることが多い。実際、米国主要IT企業のあまりの強大なパワーに太刀打ちできず、次々と自らの商品やサービスが市場から追い落とされてしまうのを目の当たりにすれば、心穏やかでいられるわけはない。 しかも、正々堂々迎え撃とうにも、彼らのクラウドサーバーは日にあるとは限らず(大抵はなく)、日のユーザーにサービスが提供されても、税金は払わず日の法律に縛られないこともしばしばだ。日企業は、日企業であるがゆえにハンディキャップを背負ってしまっているようなケースも少なくない。そん

    moronbee
    moronbee 2015/07/27
    "ベネフィット・コーポレーションとして設立された企業は、株主価値を最優先していないという理由だけで株主代表訴訟を起こされることはなくなる" // さすがアメリカ。
  • 佐々木俊尚氏の『21世紀の自由論』を読んで政治について考えてみる - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ▪混乱の極みの政治 元々政治に疎く、ずっと長いこと政治に期待を感じられずにきた私だが、昨今の政治状況が一段と行き詰っていて、来るところまで来ていることくらいはわかる。最近では選挙があるたびに、投票したくなる候補とてなく、脱力感にさいなまされる。ただ、どうやら私一人感覚が歪んでいるということでもないようだ。誰に聞いても、判で押したように同じような感想が返ってくる。ここ数年は、疎いとばかりも言っていられないため、自分なりに日だけではなく、国際政治についても多少は勉強してみたつもりだが、知れば知るほど混乱の極みにあることがわかってくる。自分なりの政治思想というか、政治スタンスを確立しようと試みるのだが、確立どころか、一層深い霧の中に迷い込んで行く気がする。 ▪頭を整理できるガイドブック 今私と同じように感じている人は、ジャーナリストの佐々木俊尚の新著、『21世紀の自由論「優しいリアリズム」の時

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  • ツラい時代を抜け出すもう一つの(そして本当に効果のある)方法 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ▪男がリアルにツラい時代 著述家の湯山玲子氏の『男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋』*1の次の一文、なかなかインパクトがある。今現在もそう信じて疑わない人も沢山いると思うが、その信念が強ければ強い者ほど、リアルにツラい時代になっているというのだ。 結局のところ男が現実社会で追求するのは、三つ。 『出世』『カネ』『女』、である。 と、当につい最近まで、この言説は信じられてきた。 この自体、とても面白かったのだが、今回はこの部分に触発されて、で述べてあることとは、ちょっと別の方向に向かって思考を進めてしまった。 ▪企業社会にロックインされた『出世』『カネ』『女』 ツラい時代になっている理由の一端は(というよりかなりの部分は)、これが日の戦後の『企業社会』にフィットした一種のフィクションでありながら、企業内だけではなく、学校、家庭内等、あらゆる場面に根付き、人の心を操って

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    moronbee
    moronbee 2015/06/16
    "人間の幸福感のおよそ半分は遺伝的な要因によって決まり、残りの半分が後天的な要因に左右され"、"日常的な出来事にどのように接していくか、その態度や姿勢、習慣がもっとも重要"
  • 先行不透明な時代に必要な『未来型秩序合意形成』 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■世界を変えたインターネット インターネットが格的に導入された年を、マイクロソフトのウインドウズ95が発売された1995年だとすると、今年でちょう20年ということになるが、この間に生じた変化は言うまでもなく凄まじい。あらゆるものにその影響は及び、今ではそれ以前のことを思い出すのも難しいくらいだ。 そんな中でも一見この『大変化』の影響から超然としているかに見える法律分野でさえ、あらためて振り返ってみると、実に大きな変化を余儀なくされたことがわかる。 Googleのエリック・シュミット会長は、著書『第五の権力』*1で、『情報技術の急速な発展は、従来の法が持つ原理原則が必ずしも当てはまらない領域を常に生み出し続ける』として、次のように述べる。 インターネットの世界はつかみどころがなく、絶えず変異をくり返し、ますます巨大で複雑になっている。そして、とてつもない善を生み出すとともに、おぞましい悪を

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  • インダストリー4.0という巨大なエンジンが回り始めた - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■時代の頂点にいるIoT 今、時代のキーワードとして、頂点に立っているといえるIT技術は何だろう。その候補は幾つかあるが、IoT (Internet of Things モノのインターネット) が有力な候補の一つであることにほとんど異論の余地はないだろう。Googleトレンドで調べてみてもうなぎ上りだ。 Google トレンド 以下、一応IoTの定義を確認しておく。 コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々なモノに通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。 自動車の位置情報をリアルタイムに集約して渋滞情報を配信するシステムや、人間の検針員に代わって電力メーターが電力会社と通信して電力使用量を申告するスマートメーター、大型の機械などにセンサーと通信機能を内蔵して稼働状況や故障箇所、交換が必要な部品

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  • AI関連図書の最高峰『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■疑問が次々に解消する! 私が最初に最新の人工知能AI : Artificial Intelligence )が驚くべきレベルに達していて、今後も爆発的な成長が予想され、その影響も甚大で、世界が一変してしまうほどのインパクトがあることをはっきりと意識したのは、KDDI総研リサーチフェローである小林雅一氏の『クラウドからAIへ』*1を読んだのがきっかけだった。それ以来、人工知能についてできる限り資料を集め、関連図書も可能な限り読んで探求してきた。そして、試行錯誤の途中ながら、その時々にまとまった思考をブログの記事にもしてきた。 この問題は、私がそれまでに持っていた世界観や他の問題意識にも深く影響を及ぼし、世界の将来展望やビジネスに関わる態度、社会のあり方についての考え方等にも見直しを迫るものだった。但し、当然、様々な疑問も湧いてくる。この1年半くらいの私のブログ記事は、その疑問との格闘の結

  • 日本のメディアはどうなってしまうのか - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■日のメディアの現状 元電通で、その後サイバーコミュニケーションのCEOもつとめた、長澤秀行氏編著の『メディアの苦悩 28人の証言』*1を興味深く読んだ。内容も面白いが、このの帯に書かれたコピーもふるっている。 『もう、メディアは何をやってもダメなのか?』 だが、これは少々言い過ぎだ。先行き不透明な環境下で苦闘するのはどのメディアでも同じだが、少なくとも現時点での相対的な勝ち組はいる。たとえば・・ Yahoo!
ジャパン ニコニコ動画 日経新聞 朝日新聞 テレビ ネットメディアでは、Yahoo!ジャパンが徹底した『品質管理』による信頼感を訴求することによって、ニュースメディアとして非常に大きなプレゼンスを誇っているし、つい最近、ニコニコ超会議3を大盛況のうちに終えた、ドワンゴのニコニコ動画もその存在感は揺るぎなく見える。その他にも、ニュースアグリゲーションサービスに分類される、『Gun

  • 米国の静かな革命が、今後大きな潮流になると考える3つの理由 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■米国の強力な『複合体』 先週は米国の悲惨ともいえる状況について記事を書いたら、思った以上に大きな反響をいただいた。ただ、『あまりに救いがないのは何とかならないのか』、と言うご意見が結構あって、私自身が多少なりともそう感じていたこともあり、出来るだけ早く何らかのお答えになるような記事を書いておきたいと思っていた。 選挙前に知っておくべき、米国で今起きている恐るべき事実 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い質を観る とはいえ、米国の政治の現状は、客観的に見てもかなり厳しい。いわゆる日でいう政官財だけではなく、法曹会から、軍事産業に至るまで、非常に緊密な『複合体』となって組み上がっていて、容易なことでは解体できそうにないように見える。 サブプライムローンのような、詐欺商法といっても過言ではないようなウォール街の悪行が世にあきらかになって、言わば改革の一大チャンスだったはずの『リーマンショッ

    米国の静かな革命が、今後大きな潮流になると考える3つの理由 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    moronbee
    moronbee 2015/01/07
    希望や萌芽であれ見たくない現実であれ、事実(データ)に基いて議論でき先に進めるのは米国、そうなれないのが日本という印象。
  • 製造業の進化系とは/サービスの起点となる『モノ』づくりへ - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■正念場のアベノミクス アベノミクスがいよいよ正念場を迎えようとしている。『第3の矢』と呼ばれる、成長戦略だが、年6月には、『新成長戦略』が策定される予定だ。2013年に出て来た成長戦略は、産業政策がその大半であり、海外投資家にもほとんど評価されなかった結果、株式市場も浮揚しなかった。第2の矢(財政政策)までの評価はどうあれ、成長戦略が機能しなければ、どう言い繕っても、アベノミックスは失敗だったと言うしかなくなる。そういう意味では、成長戦略はアベノミクス全体の命運を担っていると言われている。では、その『新成長戦略』を含めて、アベノミクスにより当に日の未来が切り開かれるだろうか。正直なところ、私自身はあまり期待できないでいる。 ■旧来の製造業の維持/復活では意味がない 私がそう考える理由は比較的シンプルで、具体的な成長戦略以前に、アベノミクスの主要な目的が『旧来の製造業』の維持/復活

    製造業の進化系とは/サービスの起点となる『モノ』づくりへ - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    moronbee
    moronbee 2014/06/02
    "そうなると製品開発における判断も変わってくる。たとえば製品を自由に、オープンな形で利用することを妨げるような機能や特徴に気づくようになるだろう"
  • もう『ロボット大国日本』が幻だと思う3つの理由 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■オバマ大統領を迎えるASIMO 18年ぶりの国賓として来日した米国のバラク・オバマ大統領は、日科学未来館を訪問して、 ホンダの二足歩行型ロボットASIMOから歓迎の挨拶を受けたというニュースは、大統領の来日中の微笑ましいエピソードとして繰り返し報道されていた。ASIMOは愛嬌たっぷりに英語で挨拶し、走ったりとんだり、ボールを蹴ってみせた。ASIMOは、ロボット大国日の大使として、従来から欧米をまわり、アメリカディズニーランドでも人気があるという。米国大統領来日ともなれば、お迎えに登場するのも当然ということになるのだろう。 だが、正直なところ私は、このニュースを見て非常に複雑な気持ちが湧き上がるのを禁じ得なかった。もしかすると、何年か後に振り返った時、今回のASIMOのオバマ大統領への応接は、かつて世界にその名を轟かせた『ロボット大国日』の最後の花道、最後の晴れ舞台であったと、時々

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    moronbee
    moronbee 2014/04/30
    自己組織化できないのは、お上に護られてきた文化と民を主体的に動ける文化にしなかったお上の教育力の結果で、今の政治や企業文化にも通じる気が // 自律を前提にするとマネージメントもオープンになるよねと。
  • 日本企業最大の課題/どうすれば第二の盛田昭夫を生み出せるのか - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■日市場の構造変化 先頃、2011年秋に作成した『日IT電気ソフト市場の構造変化』と題した資料を最新版としてメインテナンスする必要があったので、併せて今日までの約2年半をあらためて振り返ってみた。 資料で説明しようとした内容は、すでに過去の記事でも何度か言及して来たので、今となってはさほど目新しいものではない。しかも、ここで指摘したこと(既存の日メーカーの製品が市場から追い落とされること等)は、今現在進行中でもある。 スマホの普及で、オートフォーカスカメラが存続の危機 - WSJ カーナビはスマホで代用できる@佐々木俊尚さん提言 - Togetterまとめ それでも、せっかくなので、あらためてこの資料の意図するところを列挙してみる。 日IT電気ソフト(サービス)市場は、メガ・プラットフォーマー/IT多国籍企業(GoogleAppleAmazon、Facebook等)が席巻し

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    moronbee
    moronbee 2014/04/24
    イノベーションには3パターンある:1. エンパワリング・イノベーション、2. 持続的イノベーション、3. エフィシャンシー・イノベーション
  • あまりに『母性原理』が優勢な日本の危機 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■違和感のある記事 3月24日付けの東洋経済オンラインで始まった社会活動家の湯浅誠氏の連載記事、『真のリベラルを探して』というタイトルを目にして、昨今のリベラル政治勢力(民主党等)のあまりの惨状と、極端な保守回帰ぶりに、さすがにバランスの悪さを感じていた私は、思わず引きつけられた。 90年の人生で、今の日がいちばんひどい | 真のリベラルを探して | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 だが、ゲストの名前を見て驚いた。瀬戸内寂聴氏? どいうこと? 実は私が知らない瀬戸内氏の音があって、当はリベラルな人なんだろうか? だが、インタビューの内容をいくら読んでも、どこからもリベラルな気配を感じない。昔の日のムラ社会へのノスタルジーや感傷的な彼女自身の実感以外には特段目新しいことが語られているわけではない。私は特に瀬戸内ファンを敵に回す気もないし、彼女の意見自体にケチをつけるつも

    あまりに『母性原理』が優勢な日本の危機 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    moronbee
    moronbee 2014/04/07
    なるほど、ムラ社会気質=母性原理文化の表出、か。確かに特質的に合致する。
  • 本当に人間に残る仕事は何だろう/アルゴリズムが全て呑み込む未来 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■『ポーカーゲーム』における機械と人間 人間同士で競う、ポーカーゲームを実際にやってみたことのある人はどれだけいるだろうか? 自分でやったことはなくても、映画テレビ等の題材として幾度も取り上げられていることもあり、何となくであれ見知っている人は多いと思う。無表情を装うことを『ポーカーフェイス』というが、相手に自分の心理を知られないようにしつつ、相手の肚を探る。相手の顔色を伺いながら騙し合う。人間臭い要素が満載だ。もちろん運の要素も大きい。 ここにコンピューターが格的に参戦して、人間を打ち負かしてしまうなんていうことがあるのだろうか。チェスや将棋のように、勝負のかなりの部分が『合理性』で決まるゲームと違って、ポーカーはいわば数量化できない人間的な要素の塊のようなゲームに見える。そこに合理性の塊のようなコンピューターが太刀打ちできるのか? そんなことは『原理的』に不可能なのではないか。だが

    本当に人間に残る仕事は何だろう/アルゴリズムが全て呑み込む未来 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    moronbee
    moronbee 2014/03/10
    "ベートーベンも顔負けの交響曲を作曲し、辣腕弁護士かと思うほどの法律用語を詳しく調べ、医師よりも高い精度で患者の病気を診断し、ベテラン記者のようにすらすらと記事を書き、高速道路で人間よりも上手に運転す