音楽ユニット「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO」)のメンバーで、世界的に活躍した音楽家・坂本龍一(さかもと・りゅういち)さんが3月28日死去した。71歳。東京都出身。2014年7月に中咽頭がんを、21年1月に直腸がんを公表し、闘病を続けていた。 1952年、東京都生まれ。父は河出書房で伊藤整や三島由紀夫らの作品を手掛けた文芸編集者をした坂本一亀(かずき)。3歳からピアノを、10歳から作曲を学んだ。 東京芸大大学院修了。78年、アルバム『千のナイフ』を発表してデビュー。同年、細野晴臣さん、高橋幸宏さんと3人で結成したYMOにキーボード奏者として参加。シンセサイザーを駆使した電子音楽「テクノ・ポップ」で注目を集めた。