ゴーグルや防護服を着用して活動する大阪赤十字病院の医療救護チーム(6日午前11時55分、石川県輪島市の大屋公民館で)=冨田大介撮影 能登半島地震の被災地に開設された避難所で、感染症が広がりつつある。石川県輪島市の大屋公民館の避難所に医療支援に入った大阪赤十字病院のチームによると、約70人の避難者のうち10人以上に下痢や発熱などの症状があり、感染症の疑いがあるという。いずれも軽症だが、1歳児を含む5人家族は別室に隔離している。 一目でわかる…令和6年能登半島地震、各地の被災状況 市などによると、この避難所では、5日夕方に複数の避難者が下痢などの症状を訴え、市の要請を受けた同病院の医療救護チーム10人が6日午前から診察を開始。防護服に着替えて一人ひとりの症状を確認し、感染症の疑いがあると判断した。この日は検査キットがなく、病名は特定できていないという。