ソニーは画像処理に使われるイメージセンサー事業を強化する。今春開発した新技術による距離画像センサーが、現実空間に実在しない画像などを組み合わせる「拡張現実(AR)」を採用した製品や、乗用車での自動運転技術の高度化など幅広い産業に役立つとみて、2018年の量産化の準備を進める。 新技術のセンサーは対象物に光を照射しその到達速度で距離を測定するToF方式で、3次元構造で正確な位置などを計測できるのが特長。試作品は指に乗るコンパクトサイズだ。ARはスマホを持ち歩きながらモンスターを探して捕獲するゲーム「ポケモンGO」などで知られ、今後の活用に期待が広がっている。 ソニーセミコンダクタソリューションズの吉原賢センシングソリューション事業部長は、同社の距離画像センサーについて「性能だけでなく、サイズや使い勝手の部分も非常にいい。次の収益の柱になり得る」と述べた。自社製品での採用に加え外販も視野に、来
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