多くの死傷者を出しているロシアのウクライナ軍事侵攻で、第三次世界大戦の懸念が深まる中、欧州連合(EU)はウクライナへの武器支援など、特別措置に踏み切っている。 フランスのマクロン大統領は3月2日、「これは西側諸国とロシアの戦争ではない」と明言。「フランスも欧州もウクライナも北大西洋条約機構(NATO)も、この戦争を望まなかった。その反対で、我々はこれを阻止しようとした」とロシア政府を非難した。 停戦の可能性が見えない中、マクロン大統領は、国外のエネルギーに依存しないことや「EUもロシアの天然ガスに頼らず、原子力発電の開発を進めるべきだ」と主張した。 ロシア産天然ガスに依存してきたドイツは2月22日、ロシアからの海底輸送パイプライン「ノルドストリーム2」の承認を凍結。EUはこれまで、天然ガス40%と原油25%をロシアに依存してきた。 ドイツ「緑の党」の元党首で、平和主義者で知られるベーアボッ
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