5月8日、ロシアが欧州連合(EU)へのエネルギー輸出を停止したとしても、同国経済はなんとか堪え忍べるだろう。写真はロシアとEUの旗のイメージ。1月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic) [ロンドン 8日 ロイター BREAKINGVIEWS] - ロシアが欧州連合(EU)へのエネルギー輸出を停止したとしても、同国経済はなんとか堪え忍べるだろう。制裁の効力が及ばない準備資産を持ち、原油高が味方になる上に、国民向けの政治宣伝がうまく機能して、経済的な痛みを和らげてくれるからだ。つまり、EU向け天然ガス輸出を止めるというプーチン大統領の威嚇は、より信ぴょう性が出てくることになる。 表面的には、エネルギー禁輸はそれがロシア側の自発的措置であろうが、EUがプーチン氏に強制した結果であろうが、ロシア財政にとって致命傷に思われる。西側の制裁によって、ロシアの今年の成長率は既に最悪でマイナス1
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