車載通信機器などを製造・販売するヨコオが、日本での成功体験をもとに中国でトヨタ流改善を始めたのは2006年。その中心人物である多胡 一男氏に、取り組みの詳細をほぼリアルタイムでメルマガに寄稿してもらった。1年前の話ではあるが、現地に改善活動を根づかせるためには何が課題となるのかなど、中国で改善に取り組もうとする企業にとっては大いに参考になるだろう(日経情報ストラテジー編集部)。 多胡 一男 東莞友華汽車配件有限公司(ヨコオの中国法人) OJT-Sプロジェクト 経理担当 皆さん、こんにちは。「ものづくりカイゼン日記in中国」は今回をもって最終回とさせていただきます。最終回は、1年間のカイゼン活動のまとめと、最近の中国事情をお話しします。 (原文は2007年7月11日付け日経情報ストラテジー・メール) ■カイゼン活動 我々のOJT-S(トヨタ生産方式に基づく職場改善・人材育成)プロジェクトは、