【1月21日 CNS】午前9時、中国・吉林省(Jilin)長春市(Changchun)寛城区(Kuancheng)で、地域の情報管理者を務める王氷(Wang Bing)さんが一日の巡回を始めた。 「団地の10号棟の廊下に古いソファが放置されています」。王さんは微信(ウィーチャット、WeChat)の「ごみ分別グループチャット」に通知し、地域のごみ分別専門員の柳旭(Liu Xu)さんに電話。柳さんから連絡を受けたリサイクル会社が、24時間以内にソファを搬送していく手はずを取った。 長春市ではごみの分別を細分化しており、市民の意識も高まっているが、古くなった家具などの粗大ごみの処理が課題となっていた。そこで長春市は昨年10月から、寛城区で新たなリサイクルプロジェクトを試行。粗大ごみが放置された場所から直接、リサイクル会社が引き取る方式を取り入れた。 「路上や団地の廊下にたびたびテーブルや椅子、ソ
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