トヨタ自動車の危機管理が称賛されている。 9月1日、トヨタは俳優・香川照之さんとの契約更新をしない方針を明らかにして、CM放映も停止した。週刊誌報道をきっかけに発覚した、銀座のホステスへの性加害を受けた対応なのだが、これが「さすが」だと評価されているのだ。 香川さんはトヨタのオウンドメディア『トヨタイムズ』の「編集長」として多数のコンテンツに出演しているのだが、それも9月1日にすべて閲覧できなくなった。もちろん、『トヨタイムズ』の中にはもはや香川さんの姿も名前も跡形なく消えている。 この思いっきりのいい「香川切り」が「世論の反応をよく分かっている」「さすがの危機管理」「ブランドイメージを守るためには、ちゅうちょなく損切りできるところがスゴい」などと、危機管理の見本として高く評価されているのだ。 このような話は、今回が初めてではない。トヨタといえば、「東京2020」の際にも「危機管理能力の高