飲酒運転の根絶に向け、「白ナンバー」を付けた社用車の運用ルールが厳格化される中、横浜のスタートアップ企業が、法人対象の新サービスを相次いで打ち出している。社用車の管理業務を効率化する無料アプリの公開に続き、来月には24時間体制のコールセンターを開設。現場の負担を軽減する仕組みを整え、経営理念に掲げた交通事故の撲滅にまい進している。 「新たなルールを順守している企業は少数派。このままでは『仏つくって魂入れず』になりかねない」。法人向けの交通安全システムを手がけるジェネクスト(横浜市港北区)の山地瞭取締役は、そんな危機感を募らせている。 4月の道交法施行規則改正により、一定台数以上の「白ナンバー車」(自家用車)を所有する事業所の担当者には、ドライバーに対する原則目視でのアルコールチェックと記録の保存が義務付けられた。適用対象の事業所は全国で34万近くと、膨大な数に上る。 ただ、同社は「相当数の