TSMCは、台湾南部にある同社最大規模の工場の一つである「Fab 14B」において、フォトレジスト材料の品質不良のために、ウエハーを廃棄処分したことを明らかにした。 TSMCは、台湾南部にある同社最大規模の工場の一つである「Fab 14B」において、フォトレジスト材料の品質不良のために、ウエハーを廃棄処分したことを明らかにした。 Fab 14Bは、MediaTekやHiSilicon、NVIDIAなどの顧客企業向けに半導体チップを製造しているが、今回の問題により、16nm/12nmウエハーの製造に影響が及んだという。このためTSMCは、2019年第1四半期の売上高予測について、当初の74億米ドルから、約7%に相当する約5億5000万米ドルの損失を差し引いて下方修正した。 同社では今回の問題により、ここ6カ月のうちに、サプライヤー各社に関連する生産上の混乱が2回も生じたことになる。2018年
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