“欲深”の代償は少なくなかったようだ。 ジャスダックに上場する介護事業大手のメデカジャパン。3月31日、同社は「社債償還の疑義に関するお知らせ」というリリースを出した。「医療コンサルティング会社、アスクレピオス(破産手続き中)と関係の深い投資会社が発行した社債を保有していたが、35億円の社債が償還されない恐れがある」という内容のリリースである。 大手商社、丸紅8002の偽造保証書で集められた巨額の資金が回収不能になっている偽造保証書問題。約320億円が回収不能になった米大手証券、リーマン・ブラザーズをはじめ、複数の投資家の資金が闇に消えた。この疑惑の中心にいるのはアスクの前社長(46歳)。彼が、集めた資金を管理したと見られている。 “詐欺”のスキームは以下のようになっていた。 アスクが事実上、支配する投資事業組合が投資家から資金を集め、同社と親密な関係にある東京・千代田区の建設コンサルティ
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