子どもの交通事故が春先に増加する。最多の「魔の7歳」、その理由とは? 歩行中の交通事故において、死傷者数が際立って多いのは7歳児だという調査結果が交通事故総合分析センターの調査によって指摘されている。「魔の7歳」ともいわれる子どもたちは、なぜ交通事故に遭いやすいのだろうか。 突出して多い7歳児の歩行中交通事故。 出典:警察庁交通局「歩行中児童の交通事故の特徴等について(2019年3月28日)」 交通事故総合分析センター(以下ITARDA)が、2016年に発表した「交通事故分析レポート No.116」によると、2015年の交通事故死傷者数の中で最も多い年齢層は5歳~9歳で4,853人にものぼり、さらに1歳刻みにした統計では7歳が約1,400人と際立って多いという。 “魔の7歳” ともいわれるこの年齢の子どもたちの交通事故は、なぜ突出して多いのだろうか。 警察庁の調査によると、2014年~20