■ある衆議院議員に,日本の手形の支払い条件について意見を求めたら,約束手形という形態は“すばらしい支払い方法”と絶賛していたことを,この記事を読んで思い出しました。 金型メーカーの場合,材料手配・製作・金型検定を終えて,客先への納入・請求まで全て自前のお金でまかなっています。コネクタなど精度の高い金型を製作する場合には,1千万を超えるものもあるかと思います。 手形で支払いを受けるまで,仕事初めから3ヶ月程掛かります。納入してもメーカーの検収に,最低,1ヶ月遅れれば2ヶ月,その後,120日の手形支払いを受けますが,資金繰りのため割り引くために手数料を支払います。 見積時点での値引き交渉,支払いを受けても割引料を差し引かれる現状,二重三重の態のいい値引き,しかも資金回収までを含めると半年以上です。それまでの人件費など全ての経費は金型メーカーまかせ,これでは中小企業が疲弊するのは当たりまえ