衆議院議員・米山隆一氏は、新潟県知事を務める前の2012年から2015年にかけて、日本維新の会に所属し、衆参選挙を戦った過去がある。彼がみた「維新」の本質を、秘話とともに詳細に明かす。衝撃の手記、第5弾。 通帳も代表印も「大阪組」が管理 維新の党が「大阪組」と、そうでない「東京本部」で分裂するのは決定的な展開となってきました。 2015年10月20日、本格化した維新の党の分裂騒動の最中、訴訟担当として維新の党の東京本部に呼ばれた私は、訴訟を提起しなければならなくなった事実関係を聞いて、心底驚きました。 維新の党は、松野頼久代表、今井雅人幹事長であったにもかかわらず、党員名簿から政党交付金の通帳、届出印、代表印にいたるまで、東京本部ではなく大阪の事務方が管理していたのです。 そして驚くべきことに、維新の党「大阪組」の面々は自らが「代表ではない」と否定している松野頼久代表の名前と印鑑を使って、