新型コロナウイルス感染症で売上高がほぼゼロになったが、「首掛けフェイスシールド」のヒットで復活を遂げた――。こうした“奇跡の復活劇”を演じた町工場が大高製作所だ。“復活劇”はいかにして可能になったのか。同社代表取締役に話を聞いた。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で売上高がほぼゼロに。だが、あるアイデア商品のヒットによって窮地を乗り切った――。 こうした“奇跡の復活劇”を演じた町工場が神奈川県横浜市にある。金型製造を本業とする大高製作所(正確な「高」は、口の部分が目になっているはしご高)だ。同社が開発したフェイスシールド「レイヤード」は放送/映像業界を中心に高い支持を集め、一般販売開始から1カ月半で約1万個を売り上げた。一般的なフェイスシールドは頭にフレーム部を装着するが、レイヤードはフレームを首に掛けるのが特徴だ。 レイヤードの「首掛け」という発想がなぜ生まれたのか。ま
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