2022年の外食産業はどうなる? 「オンザライス系」と「大衆食堂」に注目すべき“合理的”な理由:長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/6 ページ) 2021年の外食産業は、前年に続いてコロナ禍に翻弄された1年だった。22年にはどこまで回復するか、予測は困難だ。 消費者の外食に対する感染リスクへの警戒心がいつ解けるかは不明だが、業界関係者の間では「少なくとも3年はかかるのではないか」という声が強い。 そのうえ、牛肉をはじめとする食肉の価格高騰「ミートショック」の影響が広がっている。また、食用油、小麦粉、大豆といった汎用性の高い食材や、輸送に使うガソリン価格の高騰により、多くの店で値上げを余儀なくされるとみられる。需要が減退している状況での値上げは顧客離れを招くリスクが高く、22年の外食は原料高に苦しめられそうだ。