世界で木材需給が逼迫する「ウッドショック」が発生し、有数の木材輸入国である日本にも影響が及んでいる。日本の木材自給率は上昇傾向にあるものの依然4割を切っているため、住宅建材で輸入木材が占める割合は大きい。国産材の供給も限られることから、住宅業界では需給安定の見通しの暗さを悲観する声が上がっている。 4月上旬、首都圏で住宅を建築中の男性のもとに施工事業者から1通のメールが届いた。「構造材の高騰で木材問屋からの価格や納期に大きな変動があり、工事遅延のお願いをする場合がある」という内容で、この事業者に木材を納める問屋は「海外で木材の需要が旺盛なため仕入れ価格が過去にないスピードで上昇している。価格に転嫁せざるを得ない」と説明したという。住宅業界では引っ越しを準備していた購入者が施工者に宿泊先の手配を要求する事例も聞かれ、しばらく混乱が続きそうだ。 コロナ禍を受けたゼロ金利政策で米国では住宅需要が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く