新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、患者のウイルス量がピークを過ぎた後に病態の重症化が進行することが知られている。しかし、ウイルス量の減少後に肺組織傷害が進行する機序は明らかでない。横浜市立大学大学院麻酔科学講師の東條健太郎氏らは同大学救急医学との共同研究により、COVID-19の重症例では発症後早期に細胞死を起こした肺胞上皮細胞から放出される分子が重症化の引き金となっている可能性があるとiScience(2023; 26: 105748)に発表した。
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2020年9月24日 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 発表者 杉山真也(国立国際医療研究センター 研究所 ゲノム医科学プロジェクト 副プロジェクト長) 木下典子(国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター医師) 大曲貴夫(国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター長) 溝上雅史(国立国際医療研究センター 研究所 ゲノム医科学プロジェクト プロジェクト長) 発表のポイント COVID-19の重症・重篤化へ至る患者は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染した初期から、血液中のCCL17※1濃度が基準値以下になることがわかりました。 重症・重篤化する患者は、その重症化の数日前に、インターフェロンラムダ3(IFN-λ3※2)、CXCL9※3、IP-10※4、IL-6※5が高値を示すことが明らかになりました。 感染初期にCCL17値で重症・重篤化しうる患者を囲い込
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