新型コロナウイルス感染症(COVID-19)mRNAワクチンの安全性と有効性は、モデルナ社製ワクチンでもファイザー社製ワクチンでも高いとされている。しかし、高齢者におけるワクチン接種後の有害事象の発生という点では、軍配はモデルナ社製ワクチンに上がるとする研究結果が報告された。米ブラウン大学公衆衛生大学院、老年学・ヘルスケア研究センターのDaniel Harris氏らが米国立老化研究所の資金提供を受けて実施した研究で、詳細は、「JAMA Network Open」に8月2日掲載された。
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横浜市立大学大学院循環器・腎臓・高血圧内科学の金井大輔氏らは、血液透析(HD)患者と医療スタッフを対象に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のmRNAワクチン4回目接種後前後の抗スパイク蛋白質抗体価(IgG抗体価)を検討。患者の従来株型ワクチン(ファイザー製トジナメラン)に対する液性免疫反応は、3回目接種までは大幅な上昇反応を示すものの、4回目接種では有意に鈍化したことをClin Exp Nephrol (2023年3月28日オンライン版)に報告した。 透析患者でもワクチン3回接種で抗体価は健康人と同等 金井氏らはこれまで、健康人と比べてHD患者ではワクチン2回接種後に獲得するIgG抗体価が3分の1程度と有意に低値であるが、3回接種後には大幅に上昇し、健康人と同程度のIgG抗体価を獲得したことを報告している(関連記事「透析患者でもワクチン3回で抗体著増」)。 昨年(2022年)初頭に
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