リチウムイオン二次電池も譲渡 ソニーと村田製作所は2016年7月28日、ソニーの電池事業を村田製作所に譲渡することで合意したと発表した。2017年3月末をめどに取引きの完了を目指す。ソニーによれば、譲渡の金額については、現時点では開示できる情報はないという。 具体的には、ソニーの100%子会社であるソニーエナジー・デバイスが手掛ける製品のうち、マイクロ電池やリチウムイオン二次電池、リチウムイオン蓄電システムの法人向け事業を譲渡する。これには、ソニーが国内に所有している電池事業の販売拠点および研究開発拠点の他、中国とシンガポールに所有する電池事業の製造拠点に関連する資産と人員も含まれる。ソニー広報によれば、譲渡後は、ソニーエナジー・デバイスでは、USBポータブル電源やアルカリ乾電池、コイン電池など“ソニーブランド”が入るものの販売事業のみが残る。 ソニーの電池事業の2015年度における売上高
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