東京メトロは、輪軸組立作業について社内で定める圧入力値の基準値を超過している輪軸があることが判明したと発表した。さらに、該当作業の委託先において、車輪圧入作業の記録の一部数値の書き換えがあったことを明らかにした。 東京メトロは2024年9月18日、輪軸組立作業について点検したところ、社内で定める圧入力値の基準値を超過している輪軸があることが判明したと発表した。さらに、該当作業の委託先であるグループ会社(メトロ車両)において、車輪圧入作業の記録の一部数値の書き換えがあったことを明らかにした。 東京メトロでは、関東運輸局からの鉄道車両における輪軸の緊急点検の指示を受け、同社の輪軸組立作業について点検し、今回の検査不正などが発覚したという。緊急点検の対象となったのは、全9路線、約1万1000軸(約330編成/約2700両)で、車輪圧入作業において、圧入力値が社内で定める基準値を超過している輪軸が