キャステム(広島県福山市、戸田拓夫社長)は、3Dプリンター技術を用いて0・217ミリメートル角と超ミニチュアサイズの福山城を製作した。枝広直幹福山市長を表敬訪問し、寄贈した。2022年は福山城築城から400年に当たり、福山市では天守の大改修をはじめ、各種記念事業を予定している。 寄贈を受けた枝広市長は、ミニチュア福山城を顕微鏡でのぞきこみ「石垣一つ一つ、瓦一枚一枚が復元されている」と驚嘆。「(天守の改修を終え8月に再開予定の)福山城博物館にぜひ展示したい」と意欲を見せた。 訪問したキャステムの戸田有紀取締役は「こうした寄贈品としては、世界最小では」と強調。「我々の技術力と遊び心を分かってほしい」と、寄贈した狙いを説明した。 ミニチュア福山城は超高精度3Dプリンターで作成した樹脂製モデルに、白金をコーティングし製作した。 【関連記事】 金属積層造形の技術はここまで進化している!