5月13日、経済協力開発機構(OECD)の統計によると、先進国の生産性伸び率は低下している。米サウスカロライナ州のTV組み立て工場で昨年5月撮影(2015年 ロイター/Chris Keane) Edward Hadas [ロンドン 13日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 経済協力開発機構(OECD)の統計によると、先進国の生産性伸び率は低下している。多くのエコノミストや政治家がこの傾向を憂慮しており、特に英国では悩みが深い。英イングランド銀行(中央銀行)は13日公表したインフレ報告で生産性伸び率の持ち直しが必須と強調したが、何も悩む必要はない。 彼らが想定している課題は労働生産性だ。発表された数字には確かに気が滅入る。OECDの報告によると、1990年代前半には日本、ドイツ、フランス、英国、イタリアの生産性は年率2%超のペースで伸びており、米国は1.3%だった。これに対して20
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