●県の調査終結へ 石川県が開発した高級ブドウ「ルビーロマン」が韓国に流出している問題で、県の調査に対し、現地の生産者や苗木販売業者が「苗木は仲買人から購入した」と話していることが21日分かった。仲買人の国籍などは不明だが、県は韓国で取引があったとみている。現在、仲買人とは連絡が取れなくなっているという。県の担当者は「これ以上流出経路をたどるのは難しい」としており、調査は事実上終結する。 県はルビーロマンの流出を受け、9~10月にかけて現地の協力者に依頼し、流出経路を調査した。この結果、韓国でルビーロマンを生産する農家が3軒確認されたほか、種苗を管理する韓国の「国立種子院」に25社が苗木の販売を登録していることが分かった。 韓国の生産者と業者に対して、苗木の入手経路について聞き取りしたところ、調査に応じた農家と業者はいずれも「仲買人から買った」と証言した。ただ、仲買人の国籍や、苗木を入手した