情報通信プラットフォーム 前のページに戻る 電波望遠鏡向け高感度・小型超伝導マルチバンド受信機を開発 -従来観測できなかった周波数帯の受信と受信機サイズの小型化により、ブラックホールの解明など天文学の発展に貢献- 当社は、このたび、天体観測に使用される電波望遠鏡向けに小型マルチバンド受信機を開発しました。本受信機は超伝導回路(注1)の特性を活用した当社独自のマルチバンドフィルタの搭載により、これまで携帯電話の基地局などから出る電波の干渉により観測が難しかった周波数帯1.4GHz~2.4GHzの天文観測において高感度の観測を可能とします。また、超伝導回路における超伝導状態の維持に必要な冷凍機の消費電力を1/30に、サイズを従来の1/10以下にすることに成功しました(注2)。超伝導状態の維持には回路を-196℃まで冷却する必要があり、これまで大型な冷凍機が必要でした。冷却の効率を高めるために当