産業・医療用銅管を製造する中堅企業N社は原材料需給で厳しい状況に陥った。製品を作る銅スクラップを確保できないためだ。N社関係者は「中国がスクラップを買い占めており銅管製造に支障が出ている」と伝えた。 鋳造や金型など韓国の根幹産業の主要原材料として活用される鉄や銅スクラップが中国に大量に売られ深刻な供給不足を体験している。スクラップは金属製品を作る時にできる金属の破片を示す。スクラップを得られず製品生産を減らし契約を断念する事例も続出している。 ◇中国が原材料に続きスクラップまで買い占め 関税庁が25日に明らかにしたところによると、先月中国に輸出された鉄スクラップは2万8089トンに達する。昨年4月の1652トンと比較すると17倍に増加した数値だ。今年1月から4月まで中国に売られた鉄スクラップは4万7247トンで、昨年の年間対中輸出量1万8268トンの3倍に迫る。 銅スクラップも同様だ。先月
![韓経:原材料買い占める中国に…結局「金属スクラップ」まで底をつく](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5ba9e81c6a66b98e9b100acf16a3f551440e9799/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.joins.com%2Fui_joins%2Fjapan19%2Fprofile_joongang_800.jpg)