シンガポールは、ロシアのプーチン大統領にとって困ったときの「頼みの綱」役を演じるのを断った。写真はシンガポールのシェンロン首相(右)と、プーチン大統領。2018年11月にシンガポールで開催されたロシア・ASEAN首脳会議で撮影(2022年 ロイター/Edgar Su) [ムンバイ 7日 ロイター BREAKINGVIEWS] - シンガポールは、ロシアのプーチン大統領にとって困ったときの「頼みの綱」役を演じるのを断った。国連安全保障理事会が法的拘束力のある決議を採択していないにもかかわらず、シンガポールが特定のロシアの銀行や貿易に制裁を科すと決めたことは、中立的な金融センターとして知られる同国としては英断だ。アジアにおけるロシアの経済的地位の縮小を浮き彫りにすることにもなった。 小さな都市国家のシンガポールにとって、ロシアのウクライナ侵攻という「力は正義」(シンガポールのバラクリシュナン外