CRISP STATIONがあるのは、東京駅直結の丸ビル地下1階。弁当店や総菜店、カフェなどが軒を連ねる一角にあり、人通りは多い。しかし、いくら人の目があるとはいえ、サラダを持ち帰られたが最後、きちんと代金が支払われる保証はない。なぜ、こんな思い切った店舗を出したのか。 ランチに並ぶのは「経済損失」 CRISP STATIONを運営するのは、CRISP(クリスプ、東京・港)という2014年創業のスタートアップである。「CRISP SALAD WORKS(クリスプ・サラダワークス)」というサラダ専門店を、都内に19店舗展開している。 看板商品は、ベースとなる野菜やトッピング、ドレッシングを自由に選んで組み合わせる「カスタムサラダ」(税込み1092円)だ。1日に必要な野菜は350グラムとされるが、クリスプのサラダは400グラム以上。ヘルシーかつ満腹になれるサラダとして話題を集め、1000円以上